ヨガでたくさん汗をかくコツとは?

トレーニング

汗をかきたい、そう思ったら、まず思いつくのは、サウナ、ランニング…。
ホットヨガでもない限り、ヨガにはたくさん汗をかくイメージをお持ちにならない方も多いのではないでしょうか。
いい汗をかくと、体内の老廃物が排出され、むくみ解消、美肌効果、体温調整機能の向上など、身体にとっていいこと尽くしです。
日頃のヨガセッションに、今回ご紹介するたくさん汗をかくコツを取り入れて、ぜひいい汗をかいてください。

ヨガでたくさん汗をかくコツ

①ヨガの前後に水をたくさん飲む

汗をたっぷりかくには、レッスン中はもちろん、レッスンの前にもしっかり水分補給をしておくことが重要です。喉が渇いたなと感じた時には脱水が進んでしまっている状況なので、レッスン前、及びレッスン中に、こまめに水を飲むように心がけましょう。特にホットヨガや岩盤ヨガは、冬でも熱中症や脱水症状の危険がありますので、汗をかくためだけではなく、倒れないためにも意識的に水を飲むことが重要です。

②ウジャイ呼吸法の活用

「ウジャイ呼吸」とは、胸式呼吸の一つで、基本の呼吸法の一つです。
身体の中から深呼吸ができるので、体内の温度を上昇させるのに効果的な手法です。
「ウジャイ」とはサンスクリット語で「力の支配」という意味で、「勝利の呼吸」と呼ばれています。鼻から吸って鼻から吐きますが、吸う息、吐く息の長さは均等にし、吐くときも吸うときも、お腹をへこませた状態で腹部を動かさず、空気の流れを作りながら行います。
吸うときと吐くときに、ノドの奥で摩擦音を縦ながら行うのがポイントとなります。鼻から空気を吸うとノドの後ろの方の器官を通って肺に空気が送られますが、咽喉を狭めてその器官を細くするイメージで、腹圧をかけて吸います。ノドの奥で「スゥースゥー」と、空気の音をたてながら行います。その後、アゴを引き入れて、同じく器官を細くするイメージで腹圧を締め、動かさないようにして、息を吐きます。

【ウジャイ呼吸の手順】
1. お尻の下にブランケットを敷き、腰を伸ばしやすくして安楽座で座ります。背骨をで
きるだけ長く伸ばします。
2. 自然な呼吸を繰り返しましょう。息で深く吸って、鼻でしっかり吐いてください。こ
れを数回繰り返します。
3. 次に鼻で深く息を吸って口で「ハー」と声に出して息を吐きます。数回繰り返します。
4. 口を閉じて音を出しながら鼻から息を吸い、吐きましょう。声帯の摩擦音に耳を傾けながら呼吸を繰り返します。

③施設の有効活用

「コツを紹介」としながら、施設を推奨するのは少しはばかられますが、やはり岩盤ヨガなどの身体を温めるのに特化したヨガ施設は使わない手はありません。
岩盤浴ヨガは、天然石の上で行うヨガのことを言います。
温められた石の上に寝て、発汗を促す岩盤浴のことは聞いたことがあるかと思いますが、
その岩盤を活用することで、ミネラルを多く含んだ天然石や鉱石、薬石は、熱が加わることで、遠赤外線効果で身体をポカポカと温めます。この岩盤床の上で身体を温めながらヨガを行うと、普段よりもスムーズに身体にストレッチがかかったり、ほぐれていく感覚を体感できるかもしれません。

④代謝を上げるヨガポーズ

様々なヨガポーズのなかでも、代謝を上げるのに効果的なポーズをご紹介します。

【戦士のポーズⅠ&Ⅲ】
1.ヨガマットの後ろのほうに、まっすぐ立ちます。
2. 右の足を前に一歩大きく踏み出し、右ヒザの角度が90度になるように曲げます。このとき、両足の裏が床から浮かないようにしましょう。
3. 後ろの足先をやや外に開き、カカトで床を押します。体を正面に向けて息を吸いながら、両手を頭の上で合わせます。これが戦士のポーズⅠです。
4. 次に、両手を腰にあて、曲げている前の足の太ももの上へ上体を倒し、体重を前に移します。アゴを引いて首の後ろを伸ばし、後ろの足を床から離して、身体を平行に伸ばします。
5. 後ろに下がり、戦士のポーズⅠの体勢になり、さらに右足を後ろにひいて左足にそろえ、直立の姿勢に戻ります。逆の足も同じように行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか、汗をかくことは、冬場は身体を温め、夏には体温調節機能を整えることにつながります。いつものヨガに、これらのコツを取り入れて、健康効果の高いヨガセッションを行ってみてください。

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