夏の冷えを解消!ヨガで体の内側からポカポカに!

ポーズ

暑い夏でも、冷房や冷たい飲み物の影響で「手足が冷える」「お腹が冷たい」と感じる方は少なくありません。

これらのいわゆる“夏冷え”は、自律神経の乱れや血流の滞りが原因となり、疲れやだるさを引き起こすこともあります。

そんなときにおすすめなのが、ヨガで体の内側から温めること。

ヨガは深い呼吸とポーズで血流が良くなるため、冷えやすい体の末端までポカポカと温められます。

この記事では夏の冷えを解消し、心身をポカポカに整えるヨガポーズを5つご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。

夏の冷えを解消するヨガポーズ

キャット&カウ

「キャット&カウ」は、背骨を柔らかく動かし、体幹の血流を促すヨガの基本的なポーズ。
内臓へ刺激が加わるため、お腹を温める効果も期待できます。

<やり方>
1.四つん這いになり、肩の下に手首、腰の下に膝を置く
2.息を吐きながら背中を丸め、目線をヘソに送る
3.息を吸いながら背中を反らし、胸を開いて目線を斜め上に送る
4.2-3を呼吸に合わせて5〜8回繰り返す

<ポイント>
・2の時は肩甲骨を開いて尾てい骨を下に向ける
・3の時は肩甲骨を寄せて尾てい骨を上に向ける
・背骨全体をなめらかに大きく動かす

橋のポーズ

「橋のポーズ」は、骨盤周りと背中を刺激し、下半身の血流を促すポーズです。
冷えやすい腰まわりを温める効果があります。

<やり方>
1.仰向けになり、両膝を立てる
2.足を腰幅に開き、かかとをお尻に近づける
3.お尻を持ち上げ、太ももから胸までを一直線にする
4.手を体の下で組み、肩甲骨を寄せる
5.3〜5呼吸キープする

<ポイント>
・太ももの裏やお尻の筋肉を意識して行う
・ポーズ中に膝が開かないように内腿の力でコントロールする
・ポーズ終了後は背骨を一つひとつ床につけるイメージでお尻を下ろす

ねじりのポーズ

「ねじりのポーズ」は、上半身をねじることで内臓を刺激するポーズ。
お腹の冷えの解消はもちろん、消化の促進や便秘の改善効果も期待できます。

<やり方>
1.床に座り、両足を前に伸ばす
2.右膝を立て、左足をまたいで左足の外側に右足をつく
3.左手を右膝の外側にかける
4.背筋を伸ばし、息を吐きながら上体を右にねじる
5.3〜5呼吸キープする
6.反対側も同様に行う

<ポイント>
・背骨をしっかりと伸ばしてから体をひねる
・吐く息に合わせて少しずつねじりを深める
・腰に強い痛みがある場合は控える

バッタのポーズ

「バッタのポーズ」も、内臓を温めるポーズの一つ。
背中や脚の筋肉に刺激が加わることで、代謝も高まります。
冷えからくる腰痛の緩和にも効果的です。

<やり方>
1.うつ伏せになり、足を腰幅に開く
2.両手の指を背中側で絡めて肩甲骨を寄せる
3.2の手を後ろに引っ張るイメージで、胸を持ち上げる
4.余裕があれば脚の付け根から両足を持ち上げる
5.3〜5呼吸キープする

<ポイント>
・ポーズ中は首を長く保つ
・辛い場合は上半身のみでOK
・足が開かないように内腿の力でコントロールする

合蹠前屈のポーズ

「合蹠前屈のポーズ」は、股関節を開き、骨盤周りの血流を改善できるヨガポーズ。
下半身の冷えやむくみの解消に役立ちます。

<やり方>
1.マットに座り、足の裏を合わせてかかとを体に近づける
2.両手で足を包み、背筋を伸ばす
3.息を吐きながら股関節から前に倒れる
4.3〜5呼吸キープする

<ポイント>
・背中を丸めすぎず、骨盤から前に倒す意識を持つ
・両手は床について行なってもOK
・痛みが出ない範囲で行う

まとめ

夏の冷えは「体の外側は暑いのに、内側は冷えている」というアンバランスな状態を生み出します。
放っておくと自律神経の乱れや消化不良、疲労感につながることもあるため、こまめにケアしましょう。
今回ご紹介したヨガポーズを行うタイミングは、朝でも夜でもOKです。
朝に取り入れると体が目覚めやすくなり、夜に行えばリラックスして眠りやすくなります。冷房に頼りがちな夏だからこそ、ヨガで内側からポカポカに整えて、健やかな毎日を過ごしてくださいね。

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