「月礼拝」って知ってる?効果ややり方をご紹介!

ポーズ

ヨガに取り組んでいる人なら、きっと「太陽礼拝」は知っているはず。
レッスン等で実際に行った経験がある人もいるかもしれませんね。

実は、「太陽」ではなく「月礼拝」なるものがあるのはご存知ですか?

この記事では月礼拝とは何か、どんな効果があるのかについて解説します。

やり方もご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

「月礼拝」とは?

「月礼拝」とは、太陽礼拝のように複数のポーズを組み合わせたシークエンスのこと。

ヨガの流派の一つ「クリパルヨガ」の講師たちによって考案されました。

そんな月礼拝の特徴といえば、筋肉や血流を解放していくようなゆったりとした動作。

太陽礼拝は前後の動きがメインであるのに対し、月礼拝は左右の動きがメインであるため、骨盤周りや股関節をほぐすのに効果的です。

月礼拝のおすすめのタイミング

月礼拝は体に嬉しい効果がたくさんあるため、基本的にはどのタイミングで行っても問題ありません。

しかし、より効果的なタイミングで行うなら、夜や寝る前が良いでしょう。

というのも、月礼拝には副交感神経を優位にする効果があるため、心身をリラックスさせることができます。

そのため、就寝前に月礼拝を行うとぐっすりと眠ることができ、心も体もしっかりと休めることができるのです。

月礼拝の効果

心身のリラックス

前述の通り、月礼拝には副交感神経を優位にする効果があります。
そのため、心身をリラックスさせるのに効果的。
理由もなくイライラしたり不安になったりする人、睡眠の質の低下を感じる人には特におすすめです。

骨盤の歪み解消

月礼拝は股関節や骨盤周りの筋肉を中心に動かします。
そのため、筋肉の緊張による骨盤の歪みを解消するのに効果的です。
また、股関節を柔らかくすることもできます。

むくみや冷えの解消

月礼拝では、血管やリンパ管が集中している股関節をたくさん動かします。
股関節に刺激が加わると血行が促進されるため、むくみや冷えの解消に効果的。
続けて行うことでむくみにくい・冷えにくい体を作ることもできます。

月礼拝のやり方

月礼拝は次の8つのポーズで構成されており、左右対称に行います。
1.山のポーズ
2.立位の三日月のポーズ
3.女神のポーズ
4.三角のポーズ
5.体側を強く伸ばすポーズ
6.三日月のポーズ
7.深い伸脚のポーズ
8.花輪のポーズ

<やり方>
1.山のポーズ
両足で立ち、足を腰幅に開く。
両手を体側に添えて手のひらを正面に向け、体を真っ直ぐに伸ばす。

2.立位の三日月のポーズ
息を吸いながら両手を頭の上で合掌し、息を吐きながら体を右に倒す。

3.女神のポーズ
2から息を吐きながら上体を戻し、右足を大きく右に踏み出す。
息を吐きながら両膝を曲げ、腰を深く落とす。
それと同時に手を開いて肘を直角に曲げ、手を開いて指先を天井に向ける。

4.三角のポーズ
右つま先を外側に向け、両手を左右に大きく開く。
右股関節を引き込みながら上半身を右にスライドさせる。
両手を上下に開き、目線を指先に定める。

5.体側を強く伸ばすポーズ
4の状態から左手を床に下ろし、右足の左右に両手をつく。
骨盤を床と平行にし、上半身を右足に近づける。

6.三日月のポーズ
右膝を曲げ、左足をやや後ろに引いて足の甲と膝をマットにつける。
息を吸いながら上半身を起こし、両手を天井に向かって伸ばす。

7.深い伸脚のポーズ
右足を挟むように両手を床につき、後ろ足のつま先を立てて膝を持ち上げる。
両手を右足の内側につき、お尻を右に落としながら左足のつま先を天井に向け、伸脚の状態になる。
余裕があれば両手を胸の前で合わせる。

8.花輪のポーズ
両手を床につき、伸ばしている左足を曲げて引き寄せる。
両手を胸の前で合掌し、右肘と右膝、左肘と左膝を合わせる。
息を吐きながら肘と膝を押し合い、背骨を真っ直ぐに伸ばす。

※この後は右足を外側に伸ばして深い伸脚のポーズを行い、これまでとは逆の順で反対側のポーズを行う。
山のポーズまでたどり着いたら、呼吸を整えて終わり。

まとめ

月礼拝を行ったことがない人も、これを機にチャレンジしてみませんか?
詳しいやり方を知りたい方は、ぜひYouTube等でチェックしてみてくださいね!

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