ビギナーでも取り組みやすいヨガは?種類や内容を解説します。

ヨガ・ヨガポーズ

一口に「ヨガ」といっても、ヨガには様々な種類があります。
スタジオやスポーツクラブのレッスンスケジュール表を見ても、「●●ヨガ」「XXヨガ」というようにたくさんの種類が並んでいますよね。
まだヨガをはじめたばかりの方は、どれに参加したらいいものか悩んでしまうはず。

いきなり難しいレッスンを選ぶと怪我や挫折につながりかねませんので、まずはゆったりと動くヨガ、またはヨガとは何か教えてくれるようなクラスへの参加しましょう。

この記事ではヨガビギナーさんでも参加しやすいヨガの種類をご紹介します。

ハタヨガ

「ハタヨガ」とは現代でいうところの最もベーシックなヨガのこと。
ヨガの起源とも言われており、数千年以上の歴史があります。

主な流れは呼吸に合わせてポーズをとり、数呼吸キープしたら次のポーズへ移るというもの。

比較的ゆったりと動くため初心者の方でも習得しやすく、心身のリラックスや柔軟性アップなど様々な効果を得ることができます。

ちなみに、ハタヨガの「ハタ」はサンスクリット語。
それぞれ以下のような意味を持っています。

・「ハ(ha)」=太陽、陽、吸う息
・「タ(tha)」=月、陰、吐く息

この2つのバランスを取るように動くことがハタヨガの醍醐味でもあります。

リラックスヨガ

「リラックスヨガ」はリラックスを目的として行われるヨガのこと。
立位のポーズやバランスポーズなどは行わず、座位や臥位のポーズを中心に行います。

体を安定させた状態でゆったりと体を伸ばすことができため、ヨガビギナーでも無理せずに参加することが可能です。

心身のリラックス効果が非常に高いほか、体を休めたい方や体のメンテナンスを行いたい方にもおすすめのヨガです。

リストラティブヨガ

「リストラティブヨガ」は、ヨガブロックやボルスターなどのヨガプロップスに身を委ねながら、深いリラックス状態を作るヨガです。
体を動かすことを目的としておらず、できるだけ体の力を抜いた状態で1ポーズ5〜10分ほどキープします。

道具を用いてラクな姿勢で呼吸を深めるため、初心者の方でも無理せず行えるのがポイント。
運動量はほぼありませんが、「リストラティブ(restorative)=回復する」という言葉の意味通り、体力の回復に効果的です。
また、呼吸に意識を向け深めることで自律神経の安定やセラピー効果も期待できます。

ラージャヨガ

「ラージャヨガ」とは、瞑想をメインに行う古典的なヨガの一つ。
一般的に親しまれているようなヨガのポーズはほぼ行わず、胡座や安楽座などの状態で呼吸を深めながら自分自身と向き合います。

そのため運動効果よりも精神面への効果が高く、精神統一や心身の安定、または自己理解を深めるのに効果的です。
ヨガはもともと運動ではなく精神面にアプローチするための存在であったため、「ヨガとは何か」というのを体験したい方にもおすすめ。

ちなみに、「ラージャ(raja)」はサンスクリット語で「王」という意味を持つ単語。
「王様のヨガ」「王者のヨガ」とも呼ばれることがあります。

まとめ

難しいポーズにチャレンジしたり、体を柔らかくしたりすることがだけがヨガではありません。
ポーズや呼吸を通して自分自身を見つめたり、精神面にアプローチしたりするのもヨガの一つです。

今回ご紹介したヨガは比較的運動量が少なく精神面へアプローチすることができるため、「ヨガってどんなものなんだろう?」と思っている初心者の方には特におすすめ。

運動量の多いヨガやそれに耐えられる体づくりの基礎にもなるヨガですので、ビギナーさんはぜひ積極的にレッスンに参加してみてくださいね。

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