「鷲のポーズ」が安定しない方へ!コツや注意点をご紹介します

ヨガ・ヨガポーズ

「鷲のポーズ」は、片足立ちで行うバランスポーズの一種。
英語では「イーグルポーズ」、サンスクリット語では「ガルーダーサナ」と呼ばれています。

手足をぐるぐると絡めて行ういかにもヨガっぽい⁉︎ポーズですが、難易度はなかなかのもの。

苦手意識をお持ちの方も多いため、この記事では鷲のポーズのコツや注意点について解説します。

鷲のポーズの効果


難易度の高いポーズですが、だからこそ心身にたくさんのメリットをもたらします。
具体的には次のような効果が期待できますよ。

インナーマッスルの強化

バランスを保とうとすることで、表面にある筋肉だけではなく体の奥深くにあるインナーマッスルに刺激が加わります。
インナーマッスルが強化されることで姿勢改善や内臓下垂の改善にも効果的です。

血行促進

鷲のポーズは脇や股関節など血管が多く通っている部位を一度ギュッと締めます。
そのためポーズから手足を解放すると止まっていた血液が一気に流れ出し、血行が促進されます。

肩こりの解消

血行促進効果による肩こり解消の他、手を組むことで肩甲骨まわりに加わる刺激も肩こりを解消します。

足のむくみ解消

血行促進効果によるむくみ解消効果も期待できますが、足を絡めることによって足の筋肉に刺激が加わることでもむくみが緩和されます。

集中力アップ

ポーズ中は指先1点に視点を定め、バランスを取るために集中します。
そのため集中力を高めるのに効果的。
集中しようとするとメンタル的な落ち着きも必要になるため、精神を安定させる効果も期待できます。

鷲のポーズのやり方


鷲のポーズはやや複雑なポーズです。
手足それぞれをうまく組めるよう、まずは正しいやり方を確認しましょう。

1.マットに両足で立つ
2.両手を前方へ差し出し、左肘が上に来るよう手をクロスする
3.顔の前に手が来るよう両肘を曲げ、手の甲を合わせる
4.余裕があれば左手を外側から回し、手のひらとひらを合わせる
5.続いて両膝を軽く曲げ、右足を左足の外側につくよう足をクロスする。
6.右つま先を立て、余裕があればつま先を床から離す
7.さらに余裕があれば右足の甲を左足にかける
8.息を吸いながら背骨を伸ばし、吐く息に合わせて体をやや前傾させる
9.目線を指先に合わせ、数呼吸キープする
10.元の姿勢に戻り、反対足も同様に行う

鷲のポーズのコツ・注意点


難しいポーズだからこそ、無理は禁物。
コツや注意点を押さえてポーズの安定を目指しましょう。

手足は無理に組まない

手足を組むことに意識を取られると、ポーズが安定しません。
肩が辛ければ手の甲を合わせたところまで、股関節が辛ければ足をクロスするだけにするなど、ポーズの安定を第一にして手足の強度を軽減しましょう。

肩を上げない

手を組むときに肩が上がってしまうと、余計な力が入り辛くなります。
手を組んだら大きく息を吸い、吐く息に合わせて一度肩を下ろしましょう。
その上で肘をグッと上に持ち上げると、肩甲骨まわりがよく伸びます。

骨盤の傾きに注意

足を組んだり膝を曲げたりすると、骨盤が傾くことがあります。
上体をやや前傾させるため骨盤が多少前に傾くのはOKですが、左右の傾きがあるのはNG。
足を絡めても骨盤が正面の壁と平行になるように意識しましょう。

ポーズ後は手足を振って血行促進

鷲のポーズは血管をギュッと締めるため、解放後は手足をぶらぶらと振るのがおすすめ。
より血行が促進され、筋肉の緊張やむくみ・冷えの緩和が進みます。

鷲のポーズのまとめ


鷲のポーズにはご紹介した効果以外にも、代謝アップによる美肌効果や脚の引き締め効果など女性に嬉しいメリットがたくさんあります。
ぜひ安定してできるよう、練習を重ねてみましょう。
難易度が高いポーズなので、いきなり取り組むのではなく少し準備体操をしてから行ってくださいね。

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