忙しいときこそ「陰ヨガ」で心身を休めよう

ヨガ・ヨガポーズ

「ヨガ=リラックス、リフレッシュ」というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、そんな中でも特にリラックス効果が高いとされるのが「陰ヨガ」です。
この記事では「陰ヨガ」とは一体なんなのか、何が必要なのか解説します。
自宅でできる陰ヨガポーズも紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

「陰ヨガ」って何?


「陰ヨガ」とは、簡単にまとめると通常のヨガよりもゆったり行うヨガのこと。
一般的なヨガは各ポーズにつき数呼吸キープしますが、陰ヨガでは数分間ポーズをキープし続けます。

といってもハードなポーズをキープし続けるのではなく、リラックス効果の高いポーズをキープし続けるため、決して辛くはありません。

また、ヨガブロック等のアイテムを使いよりラクにポーズを行うので、心身のリラックス効果は抜群。

体はもちろん、自律神経が整いやすくなるため「イライラしなくなった」「メンタルが安定した」など精神面への効果を感じる人も多いです。

必要なアイテムや代替品は?


陰ヨガはポーズを数分間キープするため、辛さや違和感を感じないようにするのがコツ。
そこで活躍するのが「ヨガプロップス」と呼ばれる様々なアイテムです。
持っていない方のために代替品も紹介するので、参考にしてくださいね。

ヨガブロック

「ヨガブロック」は、ポーズ中に体を支えるための直方体のアイテム。
大きさは縦23cm×横15cm×高さ7〜10cmほどで、コルクや発泡ゴムなど軽くてやや弾力のある素材でできています。
ヨガブロックがない人は辞典や漫画雑誌など厚めの本で代替可能。
もしくは硬めの箱にタオル等を巻いて使ってもOKです。

ボルスター

「ボルスター」とは、筒型や直方体のやや大きめのクッションのこと。
クッション性はあまりなく、体をしっかりと支えられるよう重さとボリュームがあります。
ボルスターがない場合は少し硬めのクッション等で代用可能。
ブランケットやタオルケットを筒状に巻いて使うのもおすすめです。

家でできる「陰ヨガ」のヨガポーズ

亀のポーズ

「亀のポーズ」は、股関節や体の背面をほぐすことができるヨガポーズです。
股関節の柔軟性アップ、血行促進、むくみ解消、腰痛や背中のコリを解消する効果があります。

<やり方>
1.両足を伸ばして座る
2.膝を軽く曲げて足の裏を合わせる
3.両足をやや体側に寄せ、縦長の菱形を作る
4.足の間にヨガブロックや本を置き、その上に頭を乗せるように前屈する
5.上半身、両手の力を抜き、3〜5分深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・ヨガブロックは股関節や上半身が辛くない高さに調節する
・両手は手の甲を床につけるよう脱力すると力を抜きやすい

チャイルドポーズ

「チャイルドポーズ」は体の背面の筋肉を緩めることができるヨガポーズです。
腰痛や肩こり解消の他、お腹が脚にあたることで内臓に刺激を加えることができ、消化機能の活性化や便秘解消の効果も期待できます。

<やり方>
1.正座になる
2.太ももにお腹をつけるように体を前に倒す
3.頭をヨガブロックにのせる
4.上半身、両手の力を抜き、3〜5分深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・頭の位置はお尻がかかとから浮かない位置に設定する
・手の位置は前に伸ばしても後ろに伸ばしてもOK

胎児のポーズ

「胎児のポーズ」は全身の力を抜き、呼吸を深めるヨガポーズです。
深いリラックス効果、疲労回復効果、呼吸が深まることで自律神経を整える効果などがあります。

<やり方>
1.仰向けで寝る
2.両膝を曲げて立てる
3.両膝を右側に倒し、右に寝返りを打つ
4.ボルスターやクッションを抱え、深く脱力する
5.3〜5分深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・首に違和感がある場合は頭の下にヨガブロックやクッションをいれても◎
・左足をボルスターの上に乗せた状態で脱力してもOK

まとめ


陰ヨガのポイントは、とにかく脱力すること。
それにより体も心も緩まります。
忙しさに負けそうなときこそ、陰ヨガで深く脱力し、心身をリラックスさせてくださいね。

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