やってはいけない!?初心者は要注意のヨガの落とし穴

「体が硬いからヨガはとても辛かった」「なんとなくやってみたけど、逆に疲れた」
——そんな声をよく耳にします。
ヨガは本来、呼吸と意識を深めながら心と体のバランスを整えるものです。
ところが正しい知識がないままスタートしてしまうと、思わぬケガや効果の実感が得られない原因になることがあります。
今回は、ヨガ初心者が陥りがちな“やってはいけない落とし穴”を5つご紹介するので、当てはまるものがないか、自分のヨガ習慣を見直してみましょう。
5つのヨガの落とし穴
1. 柔軟性を重視しすぎて無理に体を伸ばす
<なぜ落とし穴?>
「ヨガ=柔らかくなる」というイメージから、体が硬いことに引け目を感じたり、ポーズを人と比べて無理に深めようとする人が多くいます。
しかし、それが原因で筋を痛めたり、腰や膝に負担をかけてしまうケースは少なくありません。
<どうすればいい?>
ヨガは「柔軟性」よりも「心地よさ」と「安全性」が最優先。
体の声に耳を傾け、自分のペースでポーズを取ることが上達の近道です。
また、ブロックやベルト、ボルスターなどの補助具を使うのも良いでしょう。
2. 呼吸を忘れてしまう
<なぜ落とし穴?>
ポーズを取ることに集中するあまり、呼吸が浅くなったり止まってしまったりする人が多いです。
これはヨガにおいて大きなNG行為。
呼吸を止めると筋肉がこわばり、リラックス効果が薄れてしまいます。
<どうすればいい?>
「ポーズ=止まる」ではなく、「呼吸とともに動く」ことを意識しましょう。
吸う・吐くを意識しながら動くことで、ヨガ本来のエネルギー循環が促されます。
3. いきなり難しいポーズに挑戦する
<なぜ落とし穴?>
SNSなどで見かける、“映える”上級ポーズに憧れを抱く人は少なくありません。
しかし、「これをやってみたい!」と、準備不足のまま挑戦するのは危険です。
特に逆転ポーズやバランスポーズは、基本的な体幹や柔軟性がないとケガのリスクが高まります。
<どうすればいい?>
まずは基本のポーズを安定して行えることが第一歩です。
体の使い方や重心の取り方を少しずつ学んでいけば、自然と難しいポーズにもチャレンジできるため、まずは基礎から始めましょう。
4. 毎日やらなければ意味がないと思い込む
<なぜ落とし穴?>
ヨガは“継続が大事”という考えから、無理に毎日やろうとして義務感が強くなると、逆に心身の負担になりかねません。
また、体調が悪い日や気分が乗らない日に無理して行うのは逆効果になることもあります。
<どうすればいい?>
「続けやすいペース」で取り入れるのが、最大のコツ。
毎日ではんく週に2〜3回でも、十分効果は感じられます。
短い時間でも「今日の自分に合ったヨガ」ができればOKです。
5. 自分に合わないスタイル・先生を選んでしまう
<なぜ落とし穴?>
ヨガにはハタヨガ、パワーヨガ、リストラティブヨガなど、多くの流派があります。
自分のニーズに合わないスタイルを選ぶと、「つらい」「効果を感じない」と感じてしまい、続かなくなってしまうため注意が必要です。
<どうすればいい?>
目的や体質、性格に合ったスタイルを見つけることが大切です。
体力づくりが目的ならアクティブなパワーヨガ、リラックスしたいなら陰ヨガやリストラティブヨガなど、まずは色々体験してみるのが良いでしょう。
「こんなヨガをしたい!」と目的が決まっている場合は、どのクラスが良いかスタッフに聞くのもおすすめです。
加えて先生の雰囲気も、自分との相性を大切に選んでみてください。
まとめ
ヨガは、「正しく行えば一生モノの健康習慣」とも言われています。
しかし間違ったやり方をしてしまうと、逆に体に負担をかけたり、せっかくの効果が実感できなかったりすることも少なくありません。
今回ご紹介した5つの“落とし穴”は、いずれも初心者が特に陥りやすいポイントばかりです。
「人と比べないこと」「呼吸を忘れないこと」「自分に合ったやり方で無理なく続けること」を胸に、自分にとって心地よいヨガ時間を積み重ねていってくださいね。