寒暖差による疲労に注意!おすすめのヨガポーズは?

秋は過ごしやすい季節と思われがちですが、実は朝晩と日中の気温差が大きく、体調を崩しやすい時期でもあります。
寒暖差による疲労は「なんとなくだるい」「頭が重い」「眠りが浅い」といった形で現れやすく、自律神経の乱れとも深く関係しているのがポイント。
自律神経のバランスを整えられるヨガを行えば、寒暖差による不調に負けない体を作れますよ。
この記事では季節の変わり目に取り入れたい、おすすめのヨガポーズを5つご紹介します。
寒暖差に負けない体を作るヨガポーズ
立位の前屈ポーズ
「立位の前屈のポーズ」は、その名の通り立った状態で前屈をするヨガポーズです。
心身を落ち着かせるのに効果的で、交感神経が優位になりすぎるのを防げます。
また、背中と脚裏が伸びることで血流が良くなりやすく、体の冷えも緩和できます。
<やり方>
1.足を腰幅に開いて立つ
2.息を吐きながら上体を前に倒す
3.膝を少し曲げてお腹と太ももをつけ、手は床やすねに預ける
4.ゆっくりと呼吸しながら30秒キープする
<ポイント>
・上半身を倒す時は股関節から二つ折りになるイメージで行う
・太ももが辛い場合は思い切り膝を曲げる
・首や頭の力を抜き、脱力感を味わう
橋のポーズ
「橋のポーズ」は、仰向けで腰を持ち上げる後屈のポーズです。
胸を開いて呼吸を深め、全身のめぐりを改善します。
お腹やお尻の引き締めにも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになる
2.膝を立て、かかとをお尻に近づける
3.お尻を持ち上げ、肩から膝までを一直線にする
4.3〜5呼吸キープする
<ポイント>
・首や肩に力を入れず、胸を天井に向けて開く意識で行う
・ポーズ中に膝が開かないように気をつける
・腰に負担を感じる場合は、お尻を少し持ち上げる程度でOK
魚のポーズ
「魚のポーズ」は仰向けで胸を大きく開き、肩や首をゆるめるポーズです。
寒暖差で浅くなりがちな呼吸を改善し、自律神経を整えます。
肩こりの解消、姿勢改善にも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになる
2.両手を床に向け、お尻の下に挟む
3.背中側で両肘を寄せ、肘で床を押して、胸を持ち上げる
4.3と同時に頭頂を床につける
5.顎を軽く上げ、呼吸を深く感じながら20〜30秒キープする
<ポイント>
・肩や首の力を抜き、肘はしっかりと床を押し続ける
・ポーズ中は目線を一点に定め、首を動かさないようにする
・可能であれば口は閉じた状態で行う
閂のポーズ
「閂のポーズ」は、体の側面を大きく伸ばすヨガポーズです。
脇腹や肋骨を広げることで呼吸が深まり、寒暖差で滞りがちな血流を促します。
股関節の柔軟性アップ、姿勢改善、肩こりの解消にも効果的です。
<やり方>
1.膝立ちになる
2.右足を横に伸ばす
3.左腕を頭上に伸ばし、息を吐きながら右に体を倒す
4.3〜5呼吸キープする
5.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・お尻が後ろに引けないように気をつける
・上半身が前傾しないように、ポーズ中は目線を天井に向ける
・肩に力を入れず、首を長く保ちながら側屈する
まとめ
秋の寒暖差は体に小さなストレスを与え、自律神経を乱しやすくします。
その結果、だるさや不眠、肩こりなどさまざまな不調につながることも。
1日のどこかでちょこっとでもヨガを行えば、血流が促進されることで神経の切り替えがスムーズになり、寒暖差による疲労をやわらげることができますよ。
今回ご紹介した5つのポーズは、どれも難しいものではなく、初心者でも安心して取り入れられるものばかりです。
ぜひ「気持ちよさ」と「呼吸に意識を向けること」を大切に無理なく続け、季節の変わり目を健やかに乗り越えましょう!