背骨の正しい形とは?整えるメリットやおすすめのヨガポーズを解説

ポーズ

”背筋を伸ばして”とよく耳にしますよね。

しかし、厳密にいうと理想的な背骨の形は真っ直ぐに伸びきった形ではありません。

この記事では背骨の正しい形や背骨を整えるメリットを紹介します。

おすすめのヨガポーズも紹介しますので、ぜひチャレンジしてくださいね。

理想的な背骨とは?

背骨の理想的な形はズバリ、「S」の形。
「それって曲がっているのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、緩やかなカーブを描くことで重い頭を負担なく支えることができるのです。

言い換えれば、背骨のカーブが崩れると体に負担がかかるということ。
具体的には首や腰に痛みが出たり、自律神経が乱れたりする可能性があります。

背骨の歪みは背骨を支える筋肉の緊張によって起こることが多いため、定期的にほぐす習慣を身につけましょう。

背骨を整えるメリットとは?

姿勢が良くなる

背骨は体の軸となるパーツです。
そのため背骨を整えれば姿勢が良くなり、はつらつとした印象に変わります。
また、姿勢が良くなることで内臓のはたらきがスムーズになったりインナーマッスルが鍛えられたりするメリットも期待できるでしょう。

体のこりを緩和できる

首や肩、腰など、主に上半身のこりは、筋肉の緊張が原因のケースが多いです。
その筋肉の緊張の原因となるのが、背骨の歪み。
つまり、背骨を整えると上半身のこりを緩和することができます。

自律神経が整う

実は、背骨には「自律神経」という心身のはたらきをコントロールする神経が通っています。
背骨が整うと自律神経の伝達がスムーズになるため、自律神経が整いやすくなるというメリットもあるのです。

背骨を整えるヨガポーズ

キャット&カウ

「キャット&カウ」は、上半身をウェーブさせるように動かすヨガのポーズ。
背骨を大きく動かすため、上半身の筋肉を効率よくほぐすことができます。
肩こりや腰痛の緩和、骨盤の歪み緩和に効果的です。

<やり方>
1.四つん這いになり、肩の真下に手首、股関節の真下に膝をつく
2.息を吐きながら上半身を丸め、背中を伸ばす
3.息を吸いながら上半身を反らし、お腹を伸ばす
4.2-3を呼吸に合わせて数回繰り返す

<ポイント>
・2のとき目線はヘソへ、尾てい骨は下に向ける
・3のとき目線は天井へ、尾てい骨は上に向ける
・両手両足でしっかりと床を押す

体側をのばすポーズ

「体側をのばすポーズ」は上半身を横に倒すことで、背骨を左右に動かすことができるヨガのポーズです。
肩こり解消、呼吸量アップ、内臓機能の活性化などの効果があります。

<やり方>
1.ラクな姿勢で座る
2.左手を床につき、息を吸いながら右手をあげる
3.息を吐きながら上半身を左に倒す
4.深い呼吸を繰り返す
5.1の姿勢の戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・ポーズ中は目線を天井に向ける
・伸びている脇腹に向かって呼吸を繰り返す
・立って行っても良い

ねじりのポーズ

「ねじりのポーズ」は上半身を大きくツイストするポーズです。
背中や胸、お腹の筋肉をバランスよく伸ばすことができるため、背骨の歪み解消に効果的。
また、内臓機能の活性化や腰痛緩和、便秘解消などの効果も期待できます。

<やり方>
1.両足を伸ばして座る
2.右膝を立て、左足を跨ぐように左足の外側に右足をつく
3.左手を右膝の外側にかけ、息を吸いながら背骨を伸ばす
4.息を吐きながら右に体をひねる
5.深い呼吸を繰り返す
6.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・骨盤の上に頭がくるようにし、背骨を伸ばしてからひねる
・ヘソから深くひねる
・体をひねったら目線は後ろの壁に向ける

まとめ

背骨が整っているか否かを自分で判断するのは難しいですが、ご紹介したポーズの前後では上半身の安定感が全く異なります。
ぜひ前後の変化を比べながら取り組んでみてくださいね。

関連記事一覧