夏バテ対策には「ヨガニードラ」がおすすめ!

ヨガ・ヨガポーズ

暑さが続く夏の季節。
睡眠の質や食欲の低下、全身のだるさなど、いわゆる「夏バテ」に悩まされている人も多いのではないでしょうか。

そんな不調を和らげる手段として、いま注目されているのが「ヨガニードラ」です。
心と体を深くリラックスさせ、まるで数時間の熟睡をしたかのような回復効果が得られるヨガニードラは、夏の心身を労るセルフケアにピッタリ!

今回はそんなヨガニードラの魅力と実践方法をご紹介します。

「ヨガニードラ」って何?

「ヨガニードラ(Yoga Nidra)」とは、深いリラクゼーションを目的としたヨガの一種。
サンスクリット語で「ヨガの眠り」という意味があります。

具体的には仰向けに寝たままで動かない静かな瞑想法で、ガイドの声に従って意識を体の各部位へ向けたり、呼吸に集中したりすることで、脳波がリラックスした状態へと導かれるのが特徴的です。

寝ているようで実際には目覚めているという、不思議な意識状態がもたらす深い安らぎにより、身体はもちろん、精神的な面も回復が促されます。

ヨガニードラのメリットとは?

自律神経が整う

夏場は、冷房と外気温の差や不規則な生活習慣によって自律神経が乱れがち。
ヨガニードラを行うことで副交感神経が優位になるため、心拍や呼吸がゆったりと整い、自律神経バランスが回復します。

睡眠の質が向上する

ヨガニードラは、20〜30分の実践で約4時間の睡眠に匹敵するとも言われるほど、深い休息効果があります。
寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝スッキリ起きられないといった夏の睡眠トラブルにも有効です。

ストレスの軽減

意識を身体の感覚に向けることで、思考が不安から離れ、心が静かに整います。
脳がリセットされるような感覚を得られるため、ストレスによる食欲不振や気分の落ち込みなどの夏バテ症状にもやさしく働きかけます。

体力の回復

ヨガニードラには心身が癒す効果があるため、エネルギーが充電されます。
体力の消耗を抑えつつ、内側から元気を取り戻せるでしょう。

ヨガニードラのやり方

1. 静かな環境を整える

まずは、30分ほど静かに過ごせる場所を確保しましょう。
可能であれば部屋は少しだけ暗くし、TVやスマートフォンはオフにしてください。
また、冷房は寒すぎない温度に調整し、必要に応じてブランケットやアイピローを用意するのもおすすめです。

2. シャヴァーサナ(仰向け)で横たわる

ヨガマット、またはベッドの上で仰向けになります。
両脚は肩幅に開き、手のひらは天井に向けて体の横に自然に置きましょう。
深い呼吸を意識し、全身を重力に委ねるイメージで徐々に脱力します。

3. ガイドに従って意識を巡らせる

続いて、体の各部位に意識を向けていきます。
「右手の親指、第二指…」という具合に細かく順番に意識を移動させ、体の様子を内省してみてください。
一人で行うのが難しい場合は、ヨガニードラ用の動画や音声を利用するのも良いでしょう。

4. サンカルパ(意図)を心に置く

自分が望む状態や肯定的な言葉を心の中で繰り返す「サンカルパ」を行います。
「充実した毎日を過ごしています」など、ポジティブな言葉を心の中で呟いてみてください。
すると潜在意識にアプローチでき、心身ともにポジティブな状態になります。

5. ゆっくり目覚めて終了する

つま先から頭頂までボディをスキャンし、サンカルパを置いたら、手足を軽く動かして体を目覚めさせましょう。
そして深い呼吸から徐々に自然な呼吸へと戻し、最後にゆっくりと起き上がります。

まとめ

夏の疲れや不調は、意識して休息を取らないとどんどん蓄積していきます。
だからこそ、ただ眠るのではなく、「積極的に回復する時間」を作りましょう。
「ヨガニードラ」は忙しい毎日の中でも、たった20〜30分でできるセルフケアです。
体を休めたいとき、眠れない夜、気力がわかない午後など、ぜひ取り入れられるタイミングで取り入れて、夏を元気に乗り切りましょう!

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