ヨガとヴィーガンの関係は?おすすめのライフスタイルについて
みなさんは「ヴィーガン」という言葉をご存知ですか?
最近はヴィーガン対応の飲食店なども増えているため、「気になっていた!」という方も多いかもしれませんね。
実は、ヨガに本格的に取り組む人はヴィーガンが多いことでも知られています。
この記事ではヴィーガンとは何か、なぜヨギーにヴィーガンが多いのかについて解説します。
ぜひご自身のライフスタイルの参考にしてくださいね。
そもそもヴィーガンとは?
「ヴィーガン(ビーガン)」とは、完全菜食主義者のこと。
もう少し詳しく解説すると、肉や魚、卵や乳製品、はちみつなど、動物由来の食品を口にしない人のことを指します。
また、食品のみならず、調味料も植物性由来のもののみ。
例えば油はバターなどは使用せず、植物由来の油のみを使用します。
ベジタリアンとの違いは?
「ベジタリアン」も最近よく耳にする言葉の一つ。
“野菜を中心に食べる人”というイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、実は「ベジタリアン」の由来は「vegetable(野菜)」ではなく、「vegetus(健全な、新鮮な)」というラテン語。
そのため、ヴィーガンと同じように肉や魚は食べませんが、卵や乳製品は口にすることが多いです。
ヴィーガンにはどんなメリットがある?
ヴィーガンが注目されている理由は様々。
健康面へのメリットはもちろん、畜産が環境へ与える悪影響の軽減、動物福祉の面など、社会的な問題を解決する1つの手段としても注目されています。
ちなみに、健康面に与えるメリットは次の通りです。
ダイエット効果
ヴィーガンは低脂質な食生活になるため、脂質が減ることによるダイエット効果が期待できます。
デトックス効果
ヴィーガンの食生活は食物繊維が豊富なため、便秘の解消に繋がりやすいです。
便秘が解消されることで、美肌効果等も期待できます。
疲労軽減効果
植物由来の食品は動物由来の食品に比べると消化がスムーズなのが特徴的。
内臓に負担がかかりにくいため、疲れにくい体を作ることができます。
なぜヨギーにヴィーガンが多いの?
ヨガをする人にヴィーガンが多い理由も様々ですが、代表的なものの一つが「ヨガ哲学」に由来するもの。
実は、ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」の中には「アヒムサー(不殺生)」という考えがあります。
そのため、動物性食品=殺生と考え、肉や魚、卵等を避けるヴィーガンになる人が多いのです。
また、消化の良さもヨギーにヴィーガンが多い理由の一つ。
ヨガは基本的に空腹時に行うため、消化が良いもののほうがヨガに取り組みやすいのです。
おすすめのライフスタイル
ヨギーにヴィーガンが多いのは事実ですが、ヨガをするからといって必ずしもヴィーガンである必要はありません。
ヴィーガンはメリットもありますが、タンパク質を取り入れにくい、食事の内容が限られるなど、デメリットがあるのもまた事実です。
確かに動物性食品を口にすることは殺生の一つとも考えられますが、その分きちんと感謝して食べればOKという考え方もあります。
また、消化が気になる場合は、特に負担がかかりやすい肉だけを控える「ペスカトリア」、もしくは肉と魚を控える「ベジタリアン」になるのも良いでしょう。
まとめ
「流行っているから」という理由だけでヴィーガンになるのは、ややハードルが高いかもしれません。
まずは肉だけを控える、続いて魚を控えるなど、いくつかのステップを踏んで徐々にライフスタイルを変えると良いでしょう。
途中で苦しさを感じた場合は、できるところまででOK。
肉は食べないけど魚は食べる、肉と魚は食べないけどチーズやヨーグルトは食べるなど、心と体に苦しさを感じない範囲で食生活を工夫してみてくださいね。