生理中のヨガはOK?避けるべきポーズとおすすめポーズ
「生理の時ってヨガをしてもいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
また、避けた方がいいポーズがあれば予め知っておきたいですよね。
この記事では生理中のヨガとの付き合い方を紹介します。
生理中ってヨガをしてもいいの?
生理中のヨガについては、結論からいうと重い生理痛がなければ行ってもOKです。
とはいえ、ハードなヨガを行うのは避けた方がベター。
具体的には次のポーズは避けましょう。
力を入れるポーズ
ヨガには力を使うポーズがあります。
「バンダを締める」と表現することもありますが、下腹部にグッと力をいれたり、骨盤底筋群を引き上げるイメージで行ったりするポーズのことです。
これらのポーズは外に出ようとする経血の流れに逆らうため、できるだけ避けるのがおすすめ。
具体的には次のようなポーズをさします。
・英雄のポーズをはじめとする立位のポーズ
・プランクポーズ等筋力を使うポーズ
逆転のポーズ
頭と足の位置が逆になる「逆転のポーズ」も避けた方がベターです。
さかさまになることで経血がうまく排出されず、体の不調やホルモンバランスの乱れなどを引き起こす可能性があります。
具体的には次のようなポーズを避けましょう。
・頭立ちのポーズなど逆立ちのようなポーズ
・肩立ちのポーズ、鋤のポーズ
生理中におすすめのポーズは?
生理にヨガをするなら、骨盤まわりの筋肉を緩めるポーズや下半身の血流を高めるポーズがおすすめです。
血行が良くなることで生理中の倦怠感や生理痛を緩和することができますよ。
仰向けの合せきのポーズ
「仰向けの合せきのポーズ」は、自分の脚の重さを生かしながら股関節をやさしく開き、血流をよくするポーズです。
寝たままできるので、生理痛が辛いときにもおすすめですよ。
<やり方>
1.マットに仰向けになり、両膝を90度に曲げて立てる
2.膝を左右それぞれの方向に開く
3.両手は自然に体側に添え、手のひらを天井に向ける
4.全身脱力し、深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・膝の角度は心地よさを感じる曲げ具合でOK
・余裕があれば脚の付け根を手でさするとさらに効果的
亀のポーズ
「亀のポーズ」は股関節、太もも、体の背面をほぐすことができるポーズです。
全身の血行促進のほか、腰痛緩和や股関節の柔軟性アップを期待することができます。
<やり方>
1.マットに両足を伸ばして座る
2.両膝を軽く曲げ、左右それぞれの方向に開く
3.上半身を前傾させ、膝の下に左右それぞれの手を通す
4.息を吐きながら脱力し、脚の間に頭を埋めるように前屈を深める
5.数呼吸キープする
6.背骨を丸めながら、頭が最後になるように起き上がる
<ポイント>
・上半身はできるだけ脱力する
・体が硬くて辛い場合、心地よさを感じる範囲で行う
三日月のポーズ
「三日月のポーズ」は骨盤周辺の筋肉を緩め、下半身の血流を良くするポーズです。
両手を大きく上にあげるため、肩こり解消や姿勢改善、呼吸量アップの効果もあります。
<やり方>
1.四つん這いになる
2.右足を両手の間に踏み出し、膝を90度に曲げる
3.左足を後ろに伸ばす
4.息を吸いながら上体を起こし、両手を天井に向かって伸ばす
5.数呼吸繰り返す
6.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・骨盤は正面の壁と平行にする
・バランスが取れない場合は両手を膝の上に置いて行う
まとめ
「体を動かしたい」「ヨガをしたい」と思うなら、その体の声のままに動いてOK。
ただ、ハードなポーズは避けるよう心掛けてくださいね。
また、生理痛がひどい人はご紹介したポーズを行うことで緩和される可能性もあります。
ぜひ無理のない範囲で行い、生理とうまく付き合いましょう!!