下半身のだるさに!鼠径部(そけいぶ)スッキリヨガ

ヨガ・ヨガポーズ

足先が冷える、午後になると足がパンパンに浮腫む。そんな人におすすめしたいのが、鼠径部スッキリヨガです。
鼠径部のマッサージやエステもいいですが、ヨガで鼠径部を刺激して、血行改善をしてみませんか。

鼠径部とは


まず、鼠径部とは、足の付け根の、ややくぼんだ線より上にある三角状のラインを指します。この鼠径部の下には、動脈や静脈、リンパ管や神経など、様々な器官が走っています。

鼠径部をマッサージしたり、柔軟な状態を維持することで、血流量が増え、リンパ液の流れも促進されます。そうすれば、下半身の冷え性が改善されたり、浮腫みの改善、代謝の向上が期待できます。でも、鼠径部をマッサージするのは面倒くさいし、疲れる。ぜひそんなあなたには、鼠径部スッキリヨガを試してみてください。

鼠径部スッキリヨガポーズ

①ハイランジ

【やり方】
1. 四つん這いから両手で床を押し、お尻を高く持ち上げて下向きの犬のポーズ(ダウンドッグ)をとります。肩をお尻の方へ引き入れ、手から腰を一直線にしてください。
2. 息を吸いながら右脚を両手の間に踏み出してください。左脚のカカトを高く上げて脚裏と床とを垂直にし、息を吐きながらカカトを後ろに押してください。腰幅を広めにすると、姿勢が安定しやすくなります。
3. 息を吸いながら、両手の指先を床につけてカップハンズ(手をカップのようなか形にし、指先だけ床につけます)にします。右脚の太ももから胸を離し、背骨をまっすぐ伸ばして、息を吐きながらカカトを後ろに押してください。
4. 左脚に体重を乗せて、息を吸いながら上半身、骨盤を起こし、右膝の真下にカカトをセットしてください。肩が上がったり、首がすくまないように肩の力を抜き、両手を頭上に上げてください。反対側も同様に行います。

②弓のポーズ

【やり方】
1. うつ伏せになり、両足をそろえます。おでこを床につけて、両手を身体の側面に沿わせ、手のひらを下向きにセットします。
2. 息をゆっくりと吐きながら、両足を深く曲げて、天井の方に持ち上げます。上げた両足の足首を、外側から両手でつかみます。
3. 息を吸いながら太ももを床から浮かせ、ヒザを前ぽに伸ばすように腕に力をかけて、上半身を床から持ち上げます。3~5呼吸したら、手を離し、足をもとの位置に戻します。

③ラクダのポーズ

【やり方】
1. 膝立ちで、両ヒザを腰幅に開きます。
2. 足先を床に立てて、親指の付け根で床を押し、両手を腰に当てます。
3. 息を吐きながら鎖骨を開き、肩とヒジを背中に寄せます。両手でお尻を押し下げ、そけい部を前に突き出し、身体の全面を伸ばします。
4. さらに、両手でお尻を押し下げながら、そけい部を前に突き出し、胸を天井方向に持ち上げます。
5. 身体の全面を伸ばしたまま、お尻から片手ずつ手を離し、かかとをつかみます。

④鋤のポーズ

【やり方】
1. 仰向けになり、両ヒザを立てます。
2. 両手で床を押しながら腰を上げて、膝をおでこの上に近づけます。両手で腰を支え、ヒジで床を押します。
3. 足を頭の向こう側へ伸ばします。鼻先、またはおへそを見るようにして呼吸を整えましょう。
4. 膝を曲げておでこの上に一度戻し、両手で腰を支えながらゆっくり背骨を床に戻します。
5. 足を伸ばして床の上で休みましょう。

⑤ハトのポーズ

【やり方】
1. 四つん這いから右ヒザを一歩前に踏み出して、右手の内側にヒザをつき、足先を左足側に流します。左足は後ろにまっすぐに伸ばし、上半身を起こします。右足側のお尻が浮く場合は、お尻の下にブロックやブランケットなどを入れて、安定するようにしてください。
2. 骨盤を正面に向け、左ヒザを曲げ、足先を上に上げます。左手で左足の甲をつかみます。
3. 左脚を身体の方に引き寄せ、足の甲に左ヒジをかけます。息を吸いながら右手を上げ、胸を引き上げ、息を吐きながら両手を頭の後ろで組みます。反対側も同様に行ってください。

まとめ


エステで下半身マッサージもいいけれど、毎日はなかなか難しい。自分でマッサージするのも疲れてしまう。
ぜひ鼠径部スッキリヨガで、手軽にリンパを流してみてくださいね。

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