夏の冷えにご用心!体を冷えから守るヨガポーズ

夏は冷たい飲み物やアイス、または薄着が原因で、「冷え」に悩まされる人が多くいます。
外の気温と冷房の効いた室内の温度差も大きく、自律神経も乱れがちです。
そのため、暑い夏でも冷えが原因で肩こり、頭痛、消化不良、生理不順など、さまざまな不調に悩まされるケースは少なくありません。
そんな夏の冷え対策におすすめなのが、やさしいヨガのポーズです。
今回は体を内側から温め、巡りをよくしてくれるヨガポーズを4つご紹介します。
夏冷え対策に効果的なヨガポーズ4選
キャット&カウ
「キャット&カウ」は、猫が背中を丸めたり反らせたりする動作に似たヨガポーズです。
背骨をやさしく動かすことで血流が促進され、自律神経が整いやすくなります。
骨盤の歪みや肩こり・腰痛の緩和にも効果的で、ヨガのレッスンでは準備運動としてもよく取り入れられます。
<やり方>
1.四つん這いになり、手は肩の真下、膝は股関節の真下につく
2.息を吐きながら背中を丸め、目線をへそに向ける
3.息を吸いながら背中を反らせ、目線を少し上に向ける
4.2-3を5〜10回ほど繰り返す
<ポイント>
・2の時は肩甲骨を開き、尾てい骨を下に向ける
・3の時は肩甲骨を寄せ、尾てい骨を上に向ける
・できるだけ大きく体を動かす
橋のポーズ
仰向けでお尻を持ち上げる「橋のポーズ」は、骨盤周りを刺激できるヨガポーズです。
下半身の血流を促すことで、冷えを改善します。
内臓もやさしく刺激されるため、ホルモンバランスの調整効果も期待できます。
<やり方>
1.仰向けになり、膝を立てて足を腰幅に開く
2.両手は自然に体側に添え、手のひらを床に向ける
3.お尻をゆっくりと持ち上げる
4.背中、腰、太ももを一直線にする
5.数呼吸キープする
<ポイント>
・ポーズ中は首を動かさず、目線を天井に定める
・両手は背中の下で組んで支えてもOK
・膝が開かないように気をつける
ガス抜きのポーズ
「ガス抜きのポーズ」は、お腹の働きを活性化し、消化器官を温めてくれるヨガポーズです。
冷えによるお腹の不調や便秘を緩和します。
寝たままできるので、起きてすぐのタイミングやや寝る直前にも実践しやすいでしょう。
<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を胸に引き寄せ、両手で抱える
3.息を吐きながら膝を胸に近づける
4.背中全体を床につけたまま数呼吸キープする
<ポイント>
・食後すぐは避け、空腹時に行うのがベスト
・腰が痛む場合、膝の引き寄せ具合を調整する
・片足ずつ行っても良い
合せきのポーズ
「合せきのポーズ」は股関節を開き、骨盤周辺の血流を促進するヨガポーズ。
生理不順や下半身の冷え、または骨盤の歪みに悩む方には特におすすめです。
ポーズ中に深い呼吸を意識すれば、高いリラックス効果も得られます。
<やり方>
1.床、またはマットに座る
2.足の裏同士を合わせ、かかとを体に引き寄せる
3.両手で足の甲を軽く持ち、背筋を伸ばす
4.余裕があれば上体を前に倒す
5.深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・背筋が伸びない場合は壁に寄りかかって行う
・辛い場合はお尻の下にクッションを敷いて行っても良い
・肩の力を抜き、首を長く保つ
まとめ
夏の冷えは気づかぬうちに体にダメージを与えるため、「隠れ冷え」と呼ばれることも。
簡単なヨガポーズでも体の巡りを促し内側から温めることができるため、ぜひこまめに取り入れてみてくださいね。
タイミングは朝でも夜でも、できそうな時でOKです。
もちろんご紹介した4つのヨガポーズを全て行うのではなく、1〜2ポーズでも問題ありません。
冷たい飲み物や食べ物、または冷房による冷えに負けず、夏を元気に乗り切りましょう!