疲れを溜めない体を作る、夜のリセットヨガ

ヨガ・ヨガポーズ

忙しい毎日を過ごす中で、気づかないうちに心と体に溜まっていく“疲れ”。
そのまま翌日に持ち越すと、睡眠の質が下がり、慢性的なだるさや不調の原因になることがあります。

そんなときに役立つのが「夜のリセットヨガ」です。
1日の終わりにゆっくりと呼吸を整えながら、心身をゆるめる時間を持つことで、疲れを翌日に残さずに済みます。

今回は、ベッドの上や寝室でできる、初心者にも優しい夜ヨガのおすすめポーズを5つご紹介します。

心身のリセットにおすすめのヨガポーズ5選

合せきのポーズ

「合せきのポーズ」は、股関節をやさしく開き、骨盤周りの筋肉の緊張をほぐすポーズ。
座った状態で簡単にできるため、寝る前に心を落ち着かせるのに最適です。

<やり方>
1.両足を伸ばした状態で座る
2.足の裏を合わせ、かかとを恥骨に引き寄せる
3.つま先を両手で包むように持ち、背筋を伸ばす
4.余裕があれば上体を前に倒す
5.30秒〜1分ほどキープする

<ポイント>
・背中が丸まらないように意識しする
・上体は無理に前に倒さず、心地よい範囲で行う

仰向け合せきのポーズ

「仰向け合せきのポーズ」は、股関節と胸をやさしく開くリストラティブ系のポーズ。
仰向けで行うのでベッドや布団で行いやすく、リラックスできればそのまま眠りに入ってもOKです。

<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を曲げて立てる
3.膝を左右に開く
4.両手を自然に横に広げ、手のひらを上に向ける
5.目を閉じて深い呼吸を繰り返し、3〜5分キープする

<ポイント>
・股関節が辛い場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを入れて行う
・腰が反らないように気をつける

ねじりのポーズ

「ねじりのポーズ」は、背骨をやさしくひねるヨガポーズ。
自律神経が整うほか、内臓の働きがスムーズになります。
床や椅子、ベッドなどで座ったまま行えるので、リラックスタイムにおすすめです。

<やり方>
1.両足を前に伸ばして座り、右膝を立てる
2.右足を左太ももの外側に置く
3.左肘を右膝の外にかけ、背骨を伸ばす
4.体を右にひねり、数呼吸キープする
5.反対側も同様に行う

<ポイント>
・背骨を伸ばし、ヘソから深くひねるイメージを持つ
・座って行う場合はひねる方向の足が上になるように足を組んで行う

前屈のポーズ

「前屈のポーズ」は、ハムストリングス(腿裏)を伸ばしながら、背中や腰の緊張を解くポーズ。
全身の血流が良くなり自律神経が整いやすくなる他、頭を下げる姿勢が心の落ち着きにもつながります。

<やり方>
1.両足を前に伸ばして座る
2.背筋を伸ばす
3.息を吐きながら上体を前に倒す
4.手をすねや足先に添えて、無理のない範囲で30秒〜1分ほどキープする

<ポイント>
・深く倒れることよりも、背中を長く保つことを重視する
・辛い場合は膝を曲げて行なってもOK

ガス抜きのポーズ

「ガス抜きのポーズ」は、下腹部を刺激して腸の動きを促進する、デトックス効果の高いポーズ。
寝たままできるため、就寝前はもちろん朝目覚めた直後にもおすすめです。

<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を胸に引き寄せる
3.両手で膝を抱えて、リラックスしながら深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・顔は無理に持ち上げなくてOK
・太ももとお腹がつくとより良い

まとめ

1日の疲れをその日のうちにリセットするのがおすすめです。
翌朝すっきりと目覚めることができ、1日を快適に過ごせます。
今回ご紹介したポーズはいずれも簡単なので、ヨガ初心者でも安心して取り組めるはず。
深い呼吸とともに自分自身をやさしく整える感覚で行いましょう。
習慣にすれば、やがて疲れが溜まりにくい体と心を手に入れられるはずですよ。

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