秋の乾燥対策!潤いを守るヨガ

10月は朝晩は冷え込みが増し、空気の乾燥が気になる時期。
肌がカサついたり、喉がイガイガしたりする人も多いのではないでしょうか。
実は、乾燥は外側からの保湿ケアだけでなく、体の内側からの巡りを整えることでも対策できます。
ヨガを通じて呼吸を深めたり血流を高めたりして、潤いを守り、季節の変化に負けない体づくりをしましょう。
この記事では、秋の乾燥と体の関係や、乾燥対策に役立つヨガポーズをご紹介します。
秋の乾燥と体の関係
秋は湿度が下がるだけでなく、夏の冷たい飲み物や冷房で弱った内臓機能の影響もあり、体の水分保持力が落ちやすい時期です。
東洋医学においては「秋は肺をいたわる季節」とも言われ、肺の働きが弱ると乾燥症状が出やすくなると考えられています。
反対に言えば、肺を労わることが乾燥対策につながるということ。
呼吸を深めて肺の機能を高め、体の巡りを整えましょう。
潤いを守るおすすめヨガポーズ3選
魚のポーズ
「魚のポーズ」は、仰向けの状態で胸を大きく開くヨガポーズです。
呼吸が深まりやすいのはもちろん、喉に刺激が加わることで喉や気管の乾燥予防もできます。
さらに、頭頂にある「百会」というツボが刺激されるため、自律神経の調整にも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになり、両足をそろえて伸ばす
2.手のひらを床に向け、お尻の下に挟む
3.肘を背中の下で寄せつつ、肘で床を押して胸を天井に向かって持ち上げる
4.頭頂部を床につける
5.深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・肩や首に力を入れすぎないように意識する
・可能であれば口は閉じた状態で行う
・ポーズ中は首を左右に動かさず、目線を一点に定める
牛面のポーズ(上半身のみ)
「牛面のポーズ」は、胸郭を広げて酸素を取り込みやすくし、呼吸を深めるヨガポーズです。
血流を促す効果もあり、肩こり解消にも役立ちます。
さらに、姿勢改善や二の腕のシェイプアップにも効果的。
本来は足を組んで行うポーズですが、上半身のみなら椅子の上や立った状態でもできるため、こまめに取り入れると良いでしょう。
<やり方>
1.背筋を伸ばして座る
2.右腕を天井に向かって伸ばし、肘を曲げて手のひらを体の背面に添える
3.左腕を背中の下から体の背面にまわし、背中に添える
4.余裕があれば手を繋ぐ
5.目線と胸を斜め上に向け、深い呼吸を繰り返す
6.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・上半身が前傾したり、背中が丸くなったりしないようにする
・肘を後ろに寄せるイメージで手をまわす
・上の手と下の手がつながるよう、タオルを使ってサポートしても良い
合蹠前屈のポーズ
「合蹠前屈のポーズ」は、股関節や腰、背中をほぐせるヨガポーズです。
骨盤まわりの血流を促すことで内臓の働きをサポートし、体の内側から潤いを生み出します。
骨盤の歪みの緩和、腰痛や背中のこりの緩和にも効果的です。
<やり方>
1.床に座り両足を伸ばす
2.両足裏を合わせ、かかとを体に近づける
3.息を吐きながら上体を前に倒す
4.ゆったりと呼吸を続ける
<ポイント>
・背中は丸めてもOK
・無理に前屈せず、心地よさを感じる範囲で行う
・股関節が辛い場合はお尻の下にクッションを挟む
まとめ
秋の乾燥は肌や喉の不調だけでなく、体の内側からの巡り不足が関係しています。
ぜひこまめな水分補給や日々のスキンケアに加え、ヨガを取り入れましょう。
内側からもしっかりと乾燥対策を行えば、秋を健やかに楽しめますよ。
また、今回ご紹介したポーズは自律神経を整える効果も期待できます。
秋は気候の変化により知らず知らずのうちにストレスが溜まりやすいため、1日1ポーズでも良いので取り入れて、心身を整えましょう。