メンタルがバッテリー切れのときに取り組みたいヨガポーズ
何もしたくない、やる気が出ない、心がどんより重い。
そんな日が続くと、自分が「バッテリー切れ」になったように感じることはありませんか?
これは、意外と誰にでも起こるメンタルの疲れです。
そんな時こそ、ヨガで心と体のエネルギーを少しずつチャージしていきましょう。
深い呼吸と穏やかな動きが自律神経を整え、心の回復をサポートしてくれますよ。
この記事では、精神的な疲労を感じたときにおすすめのヨガポーズをご紹介します。
メンタルが疲れているときの心と体の状態

メンタルが疲れると、やる気が起きなかったりネガティブな気持ちになったりするだけではありません。
実は、体にもさまざまなサイン(不調)が現れます。
呼吸が浅くなる、肩や背中がこわばる、眠っても疲れが取れないなどは、まさに“心のバッテリー切れ”のサインです。
私たちの体はストレスホルモンが増えること、自律神経のバランスが乱れ、心も体も常に“緊張モード”のままになってしまいます。
この“緊張モード”をやわらげるのにおすすめなのが、ヨガです。
心が疲れたときは頑張って元気を出すよりも、ヨガで「休ませる」ことを意識してみましょう。
精神的な疲労を感じたときにおすすめのヨガポーズ

チャイルドポーズ
「チャイルドポーズ」は、心身を落ち着かせる代表的なリラックスポーズ。
背中を丸めて頭を下げる姿勢は、安心感を与え、自律神経を整えます。
頭を床につけることで心が静まり、考えすぎていた思考がリセットされることも。
その他、腰痛の緩和や消化機能の活性化にも効果的です。
<やり方>
1.四つん這いになる
2.お尻をかかとにつけ、両手を前方に伸ばす
3.おでこを床につける
4.深く呼吸を繰り返す
<ポイント>
・お尻とかかとが離れないようにする
・呼吸を止めず、吸うたびに背中が広がる感覚を味わう
・手は後方に伸ばしても良い
ガス抜きのポーズ
「ガス抜きのポーズ」は、仰向けで抱え込むように膝を抱き寄せるヨガポーズです。
体の緊張がほぐれやすく、筋肉がやわらかくなることで呼吸が深まりやすくなります。
腰痛緩和にも役立つ他、内臓をやさしくマッサージできるため、便秘解消や消化機能の活性化にも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになり、両膝を立てる
2.両膝を胸に引き寄せ、両腕で膝を抱える
3.数呼吸キープする
4.体を左右にゆらし、マットを使って背面をほぐす
<ポイント>
・腰に痛みがある場合は、片膝ずつ行ってもOK
・頭は床につけたままでOK
・肩の力を抜き、息を吐くたびに背中が床に沈むよう意識する
ワニのポーズ
「ワニのポーズ」は、仰向けで体をひねるヨガポーズです。
自律神経の通り道をやさしく刺激し、心身の緊張をほぐします。
腰痛の緩和、内臓機能の活性化、便秘解消などにも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになり、膝を90°に曲げて立てる
2.両足を持ち上げ、股関節の真上に膝が来るようにする
3.息を吐きながら膝を右に倒し、顔を左に向ける
4.数呼吸キープする
5.2の姿勢に戻り、反対側も行う
<ポイント>
・肩が浮かないよう注意する
・腰に違和感がある場合は片足ずつ行う
・辛い場合は顔の向きは変えず、目線は天井に向ける
まとめ

心のバッテリーが切れそうなとき、必要なのは「頑張る」ことではなく「休ませる」こと。
ヨガは、静かに体を動かしながら心を癒す“セルフチャージ”の時間です。
チャイルドポーズで安心を取り戻し、ガス抜きのポーズで呼吸を深め、ワニのポーズで滞りを流す。
たった数分でも、心の重さが少し軽くなるのを感じられますよ。
焦らず、やさしく、少しずつ取り入れて、空っぽになった心のバッテリーを満たしましょう。
![ヨガライフ~ヨガのある生活で、心も身体もキレイになる [ ヨガ専門WEBマガジン ]](https://yogalifeasana.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/yogalife_sp.png)
![ヨガライフ~ヨガのある生活で、心も身体もキレイになる [ ヨガ専門WEBマガジン ]](https://yogalifeasana.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/yogalife_pc.png)