人に合わせすぎた日、心を整えるヨガポーズ
気づけば一日中、誰かの都合や気持ちを優先していた——そんな日はありませんか?
人と関わることは大切だけれど、気を遣いすぎると自分のリズムを見失ってしまいます。
何とも言えない疲れや憂鬱を感じたら、ヨガで自分を取り戻しましょう。
ヨガを通し、他人ではなく自分の呼吸に戻せば、人に合わせすぎて疲れた心を癒すことができますよ。
この記事では、疲れた心を癒すヨガポーズをご紹介します。
なぜ“人に合わせすぎる”と疲れるのか?

人に合わせようとする時、私たちは無意識のうちに呼吸を浅くし、体を緊張させています。
相手の反応を気にするあまり、顔の筋肉や背中の筋肉までこわばることも。
つまり「交感神経」が非常に活発になるため、心身ともに疲れてしまうことがあるのです。
これは「いい人疲れ」と呼ばれる現代のストレスのひとつ。
外に向かってエネルギーを使い続けると、自分の呼吸を感じる余裕がなくなります。
そんな時こそヨガや簡単なストレッチで心身を緩めることが大切です。
次の項目ではおすすめのヨガ&ストレッチをご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
疲れた心を癒すヨガポーズ

肩回し&首ほぐし
他人の視線を気にすると、肩や首が自然と力みやすくなります。
「肩回し&首ほぐし」で、肩まわりの緊張をゆるめながら、呼吸を深めていきましょう。
首や肩のコリ、目の疲れの緩和にも効果的なので、デスクワークの方にもおすすめです。
<やり方>
1.椅子、または床に座り、背筋を伸ばす
2.息を吸いながら肩をすくめ、吐きながら後ろに回す
3.2を数回繰り返す
4.次に首を左に傾け、20秒ほど深い呼吸を繰り返す
5.続いて右に傾け、20秒ほど深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・肩回しは呼吸に合わせて動く
・勢いをつけず、筋肉がほぐれていく感覚を大切にする
・首のストレッチは肩が上がらないように気を付ける
猫の伸びのポーズ
「猫の伸びのポーズ」は胸を大きく開き、背中をゆるめるヨガポーズです。
呼吸が深まりやすく副交感神経が優位になるため、心を“自分の中心”に戻すことができます。
姿勢改善、肩こりの解消、睡眠の質UPにも効果的です。
<やり方>
1.四つん這いになり、股関節の真下に膝をつく
2.両手を前に歩かせ、おでこかあごを床につける
3.深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・お尻の位置が前後にずれないように気を付ける
・尾てい骨を天井に向ける意識を持つ
・肩甲骨に向かって息を吸い、吐く時は胸を床に近づけるイメージで行う
ガス抜きのポーズ
「ガス抜きのポーズ」は、寝たまま両膝を抱える簡単なヨガポーズです。
まるで自分自身を抱きしめるようなポーズで、“他人に向かっていた優しさ”を自分へと戻す時間を作れます。
ベッドの中でもできるので、就寝前のルーティンにするのも良いでしょう。
内臓機能の活性化、便秘解消、腰痛の緩和にも効果的と、健康面にも嬉しい効果がたくさんあります。
<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を胸に引き寄せ、両腕で包み込むように抱える
3.深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・腰が張る場合は、片膝ずつ行う
・首や肩には力を入れず、リラックスして行う
・体をゆっくり左右に揺らしてもOK
まとめ

人に合わせることは、決して悪いことではありません。
しかし、いつも誰かに合わせてばかりいると、呼吸が浅くなって心が疲れてしまいます。
そのままの状態を続けると心身に不調を感じる可能性があるため、辛くなる前にヨガで自分を労わりましょう。
たった数分のヨガでも、呼吸が落ち着くと心も体も落ち着くはず。
「今日はよく頑張ったね」と自分に声をかけてあげるような気持ちで、ポーズに取り組んでみてくださいね。
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