夏こそ整う!アーユルヴェーダ×ヨガで「ピッタ」を鎮める
・イライラしやすい
・肌が荒れる
・汗をかきすぎる
・食欲が旺盛すぎて止まらない
夏が来るたび、上記のような症状に悩んでいませんか?
実はこれ、アーユルヴェーダの視点から見ると「ピッタが乱れているサイン」かもしれません。
この記事ではピッタとは何かについてや、ピッタを鎮めるためのヨガポーズをご紹介します。
アーユルヴェーダの「ピッタ」とは?

アーユルヴェーダとは、5000年以上の歴史を持つインド発祥の伝統的な医学・健康哲学のこと。
人の体と自然は「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(土・水)」という3つのエネルギー(ドーシャ)で構成されているとされています。
ピッタは「火と水」の性質を持つエネルギーで、消化・代謝・体温調節・判断力などを司っている点が特徴的。
夏は気温が高く、自然界の「火」のエネルギーが増大する季節であるため、誰でもピッタが過剰になりやすい傾向があります。
そのため、体には炎症・肌荒れ・過剰な発汗・胃酸過多といった症状が、心には怒りっぽさ・焦り・集中しすぎる傾向といった変化が現れやすくなるのです。
ピッタを鎮めるヨガのポーズ

ピッタを整えるには、「冷やす・ゆるめる・手放す」をテーマにした穏やかなヨガが効果的です。
ホットヨガや競争心を煽るような練習は、夏のピッタをさらに高めてしまうため逆効果。ゆっくりとした呼吸とともに、力を「抜く」ことを意識しましょう。
鷲のポーズ
両腕と脚をからめてバランスをとる、集中力を内側に向けるヨガポーズ。
ピッタが乱れるとエネルギーが外に向かい、「攻める・競う・焦る」傾向が出やすくなるため、鷲のポーズのようにバランスを必要とするポーズで意識を外から内側へと引き戻し、過剰なピッタを鎮静させましょう。
<やり方>
1. 両足を揃えて立つ
2. 右膝を曲げて左足に体重を乗せる
3. 右脚を左脚に絡め、可能であれば右足先を左ふくらはぎの後ろに引っかける
4. 両腕を前に伸ばし、右腕を左腕の下からからめて手の甲、または手のひらを合わせる
5. 肘を肩の高さに上げ、視線を一点に定めて5〜8呼吸キープする
6. 1に戻り、反対側も行う
<ポイント>
・バランスが崩れても焦らず、静かに立て直す
・目線はぶれない一点を選び、呼吸を安定させることに集中する
・安定しない場合は、絡めた脚のつま先を床につけて行う
魚のポーズ
感情と熱のエネルギーが集まりやすい胸・喉を天井に向けて大きく開き、ピッタの「熱」を上方へ解放するヨガポーズ。
体に溜まった熱と、感情的な緊張が解放されます。
夏のイライラや焦りを手放したいときに特に効果的です。
<やり方>
1. 仰向けになり、両脚を伸ばす
2. 手のひらを下に向けてお尻の下に挟み、肩甲骨・肘を寄せる
3. 肘で床を押し、胸を天井に向けて持ち上げる
4. 頭頂を床に軽く置き、5〜8呼吸キープする
5. 肘で支えながら、ゆっくりと頭を床に戻す
<ポイント>
・体重は肘でしっかり支え、首に過度な負担をかけない
・難しい場合は、肩甲骨の下にブロックを置く簡易版から始める
屍のポーズ+シートカリー呼吸
完全な脱力と、ピッタを冷やす「冷却の呼吸法」を組み合わせたクールダウン。
「シートカリー呼吸」は、歯の間から空気を吸い込むことで、口内と気道を冷却するアーユルヴェーダの呼吸技法です。
体内の熱を直接冷やす効果があるとされており、夏のピッタケアに最適と言えるでしょう。
<やり方>
1. 仰向けになり、全身の力を完全に抜く
2. 歯を軽く合わせ、唇を少し開けた状態で歯の間からゆっくり息を吸う
3. 口を閉じ、鼻からゆっくりと息を吐く
4. 8〜10回繰り返したあと、自然な呼吸に戻して3〜5分間静止する
<ポイント>
・息を吸うとき、ス〜っという音を意識する
・口の中が涼しくひんやりする感覚を楽しむ
・呼吸は無理なく、自然なペースで行う
まとめ

夏のイライラ・肌荒れ・過剰な発汗などを「夏の不調」と片付けず、「ピッタのバランスを整える」という視点を持つと、夏との向き合い方が変わります。
ポーズの強度より、呼吸の深さと「手放す」意識を大切にしつつ、激しく燃えるピッタのエネルギーをヨガで穏やかに鎮め、夏を内側から涼やかに過ごしましょう。
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