夏の「寝汗」をスッキリ解消するヨガ

ヨガ・ヨガポーズ

朝、目が覚めたらパジャマがびっしょり……。
夏の寝汗に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

「暑いから仕方ない」と思われがちな寝汗ですが、実は体温調節がうまくできていないサインです。

本来、人は眠りにつく前に体の深部体温をゆっくり下げることで自然な眠りに入ります。
しかし自律神経が乱れていると、この体温低下のコントロールがうまくいかず、就寝後も体が熱を持ち続けて過剰な発汗が起こるのです。

さらに夏は冷房と外気温の寒暖差で自律神経が疲弊しており、寝汗が出やすいコンディションが整ってしまっています。

今回は、就寝前に体の深部体温を整え、自律神経を穏やかに鎮める寝汗ケアヨガをご紹介します。

寝汗をケアするヨガポーズ

坐位の前屈

両脚を伸ばして座り、上体をゆっくり前に倒す王道ポーズ。
前屈姿勢は副交感神経を刺激し、体を「休息モード」へと切り替えます。
同時に背面全体が伸びることで背骨周辺の緊張がほどけ、体の深部体温が自然と低下しやすくなるのもポイント。
就寝前に行うことで寝つきがよくなり、寝汗の改善にもつながるでしょう。

<やり方>
1.両脚を前に伸ばして座り、背筋を伸ばす
2.息を吐きながら、股関節から上体をゆっくり前に倒す
3.両手を足先・スネ・床のいずれかに添え、背中の力を抜く
4.8〜10呼吸キープし、吸う息でゆっくり起き上がる

<ポイント>
・背中を丸めて前に倒すのではなく、股関節から折り畳むイメージで前傾する
・吐く息を長くとり、副交感神経が優位になるリズムを作る
・前に倒せない場合は膝を軽く曲げてOK

ガス抜きのポーズ(片脚ver)

仰向けで片膝を胸に引き寄せ、腸と腰を優しく刺激するヨガポーズ。
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経と密接につながっています。
腸を刺激することで副交感神経が優位になり、寝汗の原因となる自律神経の過緊張をやさしくほどいてくれるでしょう。

<やり方>
1.仰向けになる
2.右膝を胸に引き寄せて両手で抱える
3.膝を胸にしっかり引きつけながら、8呼吸キープする
4.右脚を床に戻し、左脚も同様に行う
5.最後に両膝を胸に引き寄せ、さらに5呼吸キープする

<ポイント>
・肩が床から離れないよう、腕の引き寄せる力は最小限にする
・抱えていない足は真っ直ぐに伸ばす
・吐く息のたびに膝が胸に近づき、腸がじんわり温まるのを感じる

仰向けのねじり

仰向けで膝を横に倒し、背骨と内臓をゆっくりと解放するリラクゼーションポーズ。
ねじりによって自律神経の通り道である脊柱周辺の緊張がほどけ、体全体の熱が均一に分散されます。
片側ずつ行うことで左右のバランスも整い、就寝中の体温コントロールがスムーズになるでしょう。

<やり方>
1.仰向けになり、両膝を立てる
2.両腕を左右に広げ、手のひらを上に向ける
3.息を吐きながら、両膝をそろえたまま右側へ倒す
4.視線は左へ向け、8〜10呼吸キープする
5.正面に戻り、反対側も行う

<ポイント>
・肩が床から離れないよう、膝を倒す角度は無理のない範囲に留める
・最後は膝を正面に戻し、そのまま目を閉じて眠りに入っても良い

シャヴァーサナ+シートカリー呼吸法

完全な脱力と、体内の熱を冷ます冷却の呼吸法を組み合わせたクールダウン。
シートカリー呼吸法は、歯の間から空気を吸い込むことで口内と気道を冷却するアーユルヴェーダの呼吸技法です。
体の内側から熱を直接冷ます効果があるため、寝汗ケアの締めくくりに最適と言えるでしょう。

<やり方>
1.仰向けになり、全身の力を完全に抜く
2.歯を軽く合わせ、唇をわずかに開けた状態で歯の間からゆっくり息を吸う
3.口を閉じ、鼻からゆっくりと息を吐く
4.8〜10回繰り返したあと、自然な呼吸に戻して3〜5分間静止する

<ポイント>
・吸うとき、口の中が涼しくひんやりする感覚を楽しむ
・呼吸は無理なく、自然なペースで行う
・このまま眠りに落ちてもOK

まとめ

寝汗は「暑いから」という外的な原因だけでなく、自律神経の乱れという内的な原因が深く関わっています。
就寝前のヨガで体と神経系を整えれば、体温調節機能が回復し寝汗の改善が期待できるため、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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