マントラって何?どんな意味があるの?代表的なマントラもご紹介!

ヨガについて

マントラとは、祈りや瞑想のときに唱えられる言葉のこと。

諸説ありますが、「マントラ(Mantra)」は「意念」という意味を持つ「Man」と、「器」という意味を持つ「Tra」という2つのサンスクリット語から成り立っていると言われています。

ちなみに、「Mantra」そのものは「文字」「言葉」という意味。

ヨガのレッスンで出会ったことがあるという方もいるかもしれませんが、何も知らずに出会うと呪文のように聞こえてしまい、やや気味が悪いと思った方もいるかもしれませんね。

この記事ではマントラの役割や意味をご紹介しますので、ぜひマントラへの理解を深めてヨガや日常に取り入れてみてください。

マントラの役割

マントラにはリラックス効果や集中力を高める効果があると言われています。

「声に出すだけなのになぜ?」と不思議に思う方も多いと思いますが、マントラのヒーリング効果はおまじないや魔法による効果ではなく、実は科学的に証明されているもの。

マントラを声に出すことによって空間に音の振動が生まれ、その振動が体に高いヒーリング効果をもたらすのです。

また、マントラとして唱えられる言葉にはそれぞれ意味があり、その意味を理解して唱えることで、自分自身の潜在意識に働きかけることができます。

マントラは声に出して唱えても心の中で唱えても良いとされていますが、上記の点を考えると声に出して唱えた方がより高い効果を生み出すと言えるでしょう。

さらに、音の波動は音が大きければ大きいほど強くなります。

そのため、1人で行うよりも複数名で行う「チャンティング」のほうがよりマントラの効果が高まると言われています。

マントラの種類

マントラには様々な種類があります。
代表的なものをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

▶︎Om(オーム、アウム)

ヨガのクラスなどで用いられることが多いマントラの一つ。

「ア=起きている状態」「ウ=夢を見ている状態」「ン=深く眠っている状態」といわれており、過去・現在・未来を表すとも言われています。

第四チャクラ〜第七チャクラに響く音とも言われており、高い音よりも低い音で唱えるのが効果的。

目を閉じ、胸から頭頂にかけて響かせるようなイメージで唱えてみましょう。

▶︎Shanti(シャンティ)

ヨガのクラスの最後に取り入れられることが多いマントラ。

「平和」や「安定」という意味を持っています。

「Shanti」は3回連続で唱えられることが多く、1回目は「自分自身」2回目は「周りの人」3回目は「世界中の人」に向けて唱えていると言われています。

つまり、自分自身や周りの人、そして世界中の人の平和を願うマントラなのです。

▶︎Lokah Samastah Sukhino Bhavantu(ロカ/サマスタ/スキノ/ババントゥ)

こちらも平和を願うマントラとして多くの人に親しまれています。

簡単にまとめると「もっと幸せになろうよ」という意味が込められており、歌うように唱えるのが特徴です。

ヨガのレッスン等ではあまり取り入れられませんが、瞑想や自分自身の心身を落ち着けたいときには最適。

穏やかな心で唱えるといいでしょう。

まとめ

今回ご紹介したマントラはほんの一部です。

もっと長いマントラやインドの神様を由来とするマントラなど、まだまだ様々なマントラがあります。

それぞれの意味を理解し、新しいことを始めるときや心を落ち着けたいときなど、マントラの意味にあったシーンで唱えるのがオススメ。

マントラをポップにアレンジした楽曲なども存在するため、よりカジュアルに楽しむこともできますよ。

「マントラ=力をくれるもの」というイメージを持ち、少しだけ日常に取り入れてみてくださいね。

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