背筋がスッと伸びる!姿勢改善に役立つポーズ
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作により、気がついたらいつも前かがみになっているという人も多いのでは?
背骨が丸まり、頭が偏りも前に出ている「猫背」の状態は、百害あって一利なし。
ぜひヨガのポーズで改善し、心身を整えましょう。
この記事では猫背を解消するメリットやオススメのヨガポーズについて解説します。
姿勢を改善するメリット
不定愁訴の改善
背骨が丸まった状態は、体の背面に負担がかかります。
筋肉が緊張するため血行が悪くなり、肩こりや腰痛など様々な不定愁訴の原因に。
しかし、姿勢がよくなれば背面の筋肉への余分な負荷がなくなり、血流がスムーズになることで様々な不定愁訴を改善することができます。
自律神経の安定
心身の働きを司る「自律神経」は背骨を通っています。
そのため、姿勢が乱れると自律神経の伝達もスムーズでなくなってしまうのです。
逆に、背骨がまっすぐだと自律神経の伝達がスムーズになり、心身はいつも整った状態に。
自律神経由来の不定愁訴も改善することができます。
印象UP!
猫背だとどこか暗い印象になりがち。
背筋がスッと伸びているだけで明るく活発な印象になり、イメージがUPします。
また、猫背よりも姿勢がいい人の方が若々しい印象になるもの。
姿勢は印象のコントロールにも非常に大切な存在なのです。
姿勢改善にオススメのヨガポーズ
ベビーコブラのポーズ
「ベビーコブラのポーズ」は胸を開くことで姿勢を改善するポーズ。
呼吸が深まるため、自律神経の安定し気持ちを前向きにする効果もあります。
【やり方】
1.マットにうつ伏せになる
2.足を腰幅に開き、つま先を伸ばす
3.両手を胸の横につき、肩を下ろして脇を締める
4.息を吸いながら背中の力だけで上半身を持ち上げる
5.手で軽く床を押しながら数呼吸キープする
【ポイント】
・肩が上がらないよう注意する
・足が開かないよう、内腿の力でコントロールする
・体の前側にストレッチ感を感じながら深く呼吸する
猫の背伸びのポーズ
「猫の背伸びのポーズ」も胸を大きく開いて姿勢を改善するポーズ。
肩こり解消効果の他、内臓下垂の改善や呼吸量UPにも効果的です。
【やり方】
1.マットに四つん這いになる
2.両手を前に歩かせ、額か顎をマットにつける
3.股関節の真下に膝があることを確認し、尾てい骨を天井に向ける
4.ゆったりとした呼吸を繰り返す
【ポイント】
・上半身に合わせて骨盤が前に移動しすぎないよう注意
・ポーズ中は肩甲骨に向かって息を吸うイメージを持つ
・息を吐くときは上半身をマットに沈めるイメージを持つ
立位の三日月のポーズ
「立位の三日月のポーズ」は体側を大きく伸ばし姿勢を改善するポーズです。
内臓機能の活性化やウエストの引き締め効果もあります。
【やり方】
1.マットに両足で立ち、足を腰幅に開く
2.息を吸いながら両手を持ち上げ、頭の上で合掌する
3.息を吐きながら上半身を左に倒す
4.数呼吸繰り返す
5.3の姿勢に戻り、次の吐く息で右側に倒す
6.数呼吸繰り返す
【ポイント】
・体が前傾しないよう、目線は天井に向ける
・お腹を引き上げながら体を横に倒す
・椅子やマットに座った状態で行ってもOK
まとめ
ご紹介したヨガポーズはどれもとても簡単です。
「ベビーコブラのポーズ」「猫の背伸びのポーズ」は自宅で行うのがオススメですが、「立位の三日月のポーズ」は学校や職場の休憩中に行うのもオススメ。
いずれのポーズも朝・昼・夜のどのタイミングで行ってもメリットがありますので、ぜひご自身のライフスタイルに合わせて取り入れてみてくださいね。
ゆったりと呼吸を繰り返して、背骨が伸びていく感覚を感じてみましょう!