ヨガの瞑想法に挑戦!

メンタル

瞑想…そう聞くと、「とっつきにくい」「素人には上手にできないだろう」。そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
瞑想は、自分の心が今、どういう状態にあるか観察するトレーニングであり、本来の自分に出会うメソッドで、決して特殊な人しかできないものではありません。
誰もが生活の中で無意識に行っているものなのです。
また、瞑想のトレーニングを積めば、深いリラックス感を味わうこともできますので、ぜひ方法をマスターし、日々のヨガセッションに取り入れてみてください。

瞑想のメリット


瞑想法により意識を呼吸に集中させると、脳からα波が出て、深いリラックス感を味わうことができます。それにより、身体の緊張も取れ、ストレスが軽減し、やがて意識は自分の内側に向かい始めるようになります。いい脳波で物事に向き合うことで、心が浄化され、諸問題が解決したり、悩みが軽くなったりすることもあるかもしれません。
まずは、呼吸の中で自分の心を観察できるようになるまで、正しい呼吸法と姿勢、意識の向け方をマスターしてください。

瞑想を始める前に


瞑想にはさまざまな種類がありますが、スタイルにこだわらず、いろいろな瞑想を楽しんでみてください。
まずはオーソドックスな方法として、安楽座(あぐらの座り方)などの楽な姿勢で座ります。長さは15分くらいが目安ですが、最初のうちは、5分くらいから始めてもよいでしょう。行う時間帯は自然の摂理に逆らわない、血液の動きも活発な早朝4時~6時が最適です。また、光と影が入れ替わる夕方も、瞑想にはもってこいの時間です。上手に時間管理をして瞑想を取り入れ、よいリズムを作っていきましょう。
瞑想をすると、脳波はβ波からα波に切り替わり、顕在意識と潜在意識の転換がスムーズになります。また、副交感神経が優位になり、自分の心のコントロールもしやすくなるでしょう。しかし、なれないうちはどうしても雑念にとらわれてしまいがちです。そういう場合は無理に頭を真っ白にしようとするのではなく、雑念のある自分を一歩引いて観察するトレーニングをしましょう。
大切なのは、そのような自分を見つめ、自分の心身の状態に気づくことです。瞑想を実践することで、己と向き合い、己を知ることができます。あせらず今の自分と向き合っていきましょう。

瞑想の方法


では、実際に瞑想に挑戦していきましょう。
1. じっと座ることから始めましょう。椅子の上でも、床に安楽座でも、始めやすい形でかまいません。
背骨はまっすぐ、両手はヒザの上に置きましょう。そわそわと身体を動かさないようにしてください。
2. 目を閉じるか、何か一点を見つめるようにします。心が落ち着いたら、呼吸に意識を集中してください。最初の数分は、心の中で、「吸って」「吐いて」と言いながら呼吸をし、リズムをつかんでいきましょう。
3. リズムがつかめてきたら、心の中で、「吸って」「吐いて」と言うのをやめ、感覚だけに集中してみてください。いつの間にか気が散ってほかのことを考えていたら、また心の中でリズムを唱えて、意識を呼吸に戻します。この練習は自己のコントロールはもちろん、自己認識のトレーニングにもなります。

まとめ


いかがでしたでしょうか。「今までヨガポーズには挑戦してきたものの、瞑想までは…」という方も、今回の方法を参考に、瞑想を気軽に取り入れ、より深いリラックス感を得てみてはいかがでしょうか。
その後に行うヨガセッションでも、瞑想によって呼吸が深まることで、いつもよりポーズがスムーズに決まったり、身体の負担が少なくなったり、できなかったポーズができるようになったり…。相乗効果も期待できるかもしれません。ぜひお試しください。

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