自律神経が整う陰ヨガ|特徴・効果・効き目のコツを徹底解説

ヨガライフ

「陰ヨガって普通のヨガと何が違うの?」「どんな効果があるの?」と思われている方へ。
今回は、陰ヨガの歴史、特徴、効果、向いている人、そして代表的なポーズをご紹介します。
陰ヨガのクラスを受けてみるか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

陰ヨガとは


陰ヨガは、身体的な柔軟性を高め、精神的な安定感を提供するヨガのスタイルです。
深い呼吸を繰り返しながらポーズを時長時間キープすることで、深いリラックス感とマインドフルネスへ導いてくれます。

陰ヨガの誕生・歴史

「陰ヨガ(Yin Yoga)」は、1970年代アメリカで、ポール・グリルリーによって体の深部にアプローチする新しいヨガスタイルとして誕生しました。
伝統的なヨガのポーズをアレンジし、ポーズを保持する時間を長くすることで、筋肉の緊張を緩和し、静かな心を養うことができるとしてさまざまなヨギーに愛され、その後世界中に普及しました。

陰ヨガの特徴:他のヨガと何が違うのか

まず、陰ヨガはポーズを保持する時間が長いことが特徴です。ポーズの保持時間は通常数分から5分程度で、ポーズの中でリラックスと呼吸に集中することでより一層体の柔軟性を高めることができます。

また、陰ヨガは力強い動きや流れるようなポーズではなく、ゆっくりとした静的なポーズに焦点を当てます。深い呼吸が重要であり、ポーズを保持しながら心を静めることが目標です。

陰ヨガの哲学


陰ヨガのスタイルは、世界や自然界のすべてのことが「陰」と「陽」の2つの要素から成り立っていると考える「陰陽哲学」に基づいています。
• 陰: 暗さ、静けさ、冷たさ、受け身などを表します。例えば、自然界で言えば「夜」、私たちで言えば「副交感神経が優位な状態」が陰の要素です。陰の特徴は、物事が静かで内向的な状態であることです。
• 陽: 明るさ、活力、温かさ、積極性などを表します。例えば、自然界で言えば「昼間」、私たちで言えば「交感神経が優位な状態」が陽の要素です。陽の特徴は、物事が活発で外向的な状態であることです。
陰陽哲学では、これらの要素が常にバランスを取りながら相互作用し、調和を保つことが重要だと考えられています。例えば、昼と夜、静けさと騒音、交感神経と副交感神経など、対立する要素がお互いに影響し合い、全体の調和を保っています。

現代社会は、人との交流や忙しい日々が原因で交感神経が優位になりがちです。陰ヨガでは、深い呼吸とポーズを通して、副交感神経を優位に働かせ、緊張を解きリラックス状態を作ることを目指しています。

陰ヨガのアプローチ

陰ヨガの実践において、どのようなアプローチが取られるのかについては、個々の指導者やスタジオによって異なります。しかし、一般的には次の要素が含まれます。
• ポーズの保持: 陰ヨガでは、ポーズを3分から5分以上にわたって保持します。
• 深い呼吸:陰ヨガの鍵は、深い呼吸です。ゆっくりとした呼吸を通じて、ポーズを深め、リラックスを促進します。
• リラクゼーション: 陰ヨガのセッションの最後には、シャバーサナ(死者のポーズ)と呼ばれる深いリラックスポーズが含まれます。ここで、身体と心を解放し、瞑想に集中します。

陰ヨガの効果


陰ヨガは、身体の柔軟性を高め、関節の動きを向上させるのに役立ちます。また、筋肉の緊張を緩和し、姿勢を改善するのにも効果的です。
腰痛や肩こりなどの慢性的な不調を持っている方におすすめです。

精神的な効果

陰ヨガは、ストレスの軽減や心の安定感の向上にも寄与します。深い呼吸と瞑想の実践により、心を落ち着かせ、ストレスや不安を軽減する助けとなります。また、陰陽のバランスを促進し、心身の調和をもたらします。

陰ヨガが向いている人


陰ヨガは、例えば以下のような人々におすすめです。
• ストレスや不安に悩む人
• 柔軟性を高めたい人
• 筋肉の緊張を和らげたい人
• 静かな環境でヨガを楽しみたい人

まとめ


以上、陰ヨガについて解説しました。
陰ヨガは、身体と心の調和を取るための素晴らしい方法で、ストレスの軽減や身体の柔軟性向上に貢献します。
陰ヨガに興味を持たれた方は、ぜひ一度レッスンに参加してみてくださいね。
近くにヨガスタジオがない場合は、Youtubeなどで陰ヨガの動画レッスンを探してみるのもおすすめです。

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