疲れが取れない人におススメ!身体整うヨガポーズ

ポーズ

休んでも疲れが取れない…気分が落ち込むことが多い…。
もしかしたら、その症状は自律神経の乱れによるものかもしれません。
そんな方には、身体を整えるヨガポーズをお勧めします。

そもそも自律神経の乱れとは?

人の身体には無数の神経がありますが、自律神経は内臓の働きや代謝、体温のコントロールなど、意思に関係なく働き続けています。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があるのですが、交感神経は昼間や活動しているときに活発になり、副交感神経はリラックスしているときに活発になります。

この交感神経と副交感神経がうまくバランスを取りながら働くことで、私たちの健康は保たれているのですが、心身の疲れや精神的ストレス、不規則な生活などにより、自律神経が乱れることがあります。

自律神経が乱れると、不安や緊張が高まり、吐き気・多汗・だるさ・頭痛・肩こり・しびれ・動悸・不整脈・めまい・不眠…さまざまな負の症状を引き起こすことになります。
冒頭でお伝えしたような慢性的な疲労感や、長期的な気分の落ち込みなども、自律神経の乱れが原因である可能性があります。
自律神経が乱れないようにするには、ストレスを感じる際、交感神経が過剰に働いている場合があるので、リラックスして副交感神経が優に働くように調整することが大切です。つまり、ここで活躍するのが身体を整えるヨガポーズなのです。自律神経を整えるのに効果的なヨガポーズをいくつかご紹介します。

身体整うヨガポーズ

①チャイルドポーズ

【やり方】
1. 正座に座り、背筋をまっすぐに伸ばします。この時、足の親指は重ねないようにします。
2. 両手を前方の床に伸ばします。
3. ゆっくりと息を吐きながら、手を前方に滑らせ、骨盤から前に上半身を倒します。
4. おでこと手のひらを床につけ、肩や首の力を抜いてリラックスします。
5. 背中や腰は丸くなった状態で柔らかく保ち、身体の重さに身を任せて、数回呼吸を繰り返します。
6. 起きるときは、両腕で支え、頭が最後になるように、ゆっくりとロールアップします。

②ガス抜きのポーズ~仰向けのツイストポーズ

【やり方】
1.仰向けになります。
2. 左ひざを曲げ、両手でお腹に引き寄せます。
3. 太ももの付け根を刺激し、お腹を圧迫し、そのまま静かに呼吸を繰り返します。
4. 続けてツイストを行います。左ひざを身体の右側に倒して、左の体側を伸ばします。
5. 5~10回、呼吸をします。
6. 右足も同様、2~5を繰り返します。

③片足のワニのポーズ

【やり方】
1. 仰向けになり、手のひらを上にして寝ます。
2. 肩が楽な位置で腕を広げて、足をそろえてカカトを押し出します。息を吐きながらお腹を締めます。
3. お腹を引き締めたまま、息を吸いながら右足を天井に上げます。足は上がるところまでで十分です、腰が痛ければ膝を曲げて行ってください。
4. 息を発揮ながら顔を右に向け、右肩が床から浮かないところまで右足を左に倒します。息を吸いながら元の仰向けの姿勢に戻り、反対側も繰り返します。

④猫のポーズ

【やり方】
1. 床に両手と両ヒザをつき、四つん這いの形(=テーブルの形)をとります。手は肩幅に、ヒザは腰幅に開きます。肩関節の下に手のひらが、股関節の下にヒザがくるようにします。
2. 息を吐きながら背中を丸めます。ふくらはぎ、足の甲で床を押すようにし、太ももの付け根から背中を天井へ高く上げます。
3. 息を吸いながら、背中を反らせます。おヘソを床のほうに近づけるようにして、腰のカーブを背中の上のほうに伝えます。肩と耳を離し、首を伸ばします。
4. ゆっくりと力を緩めて背中を平らにし、テーブルのポーズに戻ります。手とヒザの位置は、1と同様に肩幅と腰幅に合わせてください。
5. ポーズを戻したら、呼吸を整えます。数回繰り返して、安定したら呼吸のリズムをつ
かみます。

⑤ツールを使ったしかばねのポーズ

【やり方】
1. ブランケットを2枚、ヨガブロックを2個、ボルスターを1個用意します。ブランケットの体側の部分を丸め、その上に仰向けに寝ます。丸まった部分に首が来るようにしましょう。
2. ブランケットの端を内側に丸め、頭を包み込むようにします。目の上にアイピローを置いてもよいでしょう。
3. ヒザの下にボルスターを置き、足の方が高くなるようにします。ヒザの力を緩め、足全体から力を抜きます。ブロックを足の下に置きます。寒くならないように体にブランケットをかけます。
4. 目を閉じて呼吸を繰り返しましょう。しかばねのように力を緩めます。5~10分そのままキープします。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
ご紹介したヨガに加え、根本的なストレスの原因の解消、バランスの取れた食事、十分な睡眠が、自律神経を整え、慢性的な疲労感や、どんよりとした気持ちの改善につながります。
とはいえ、すべてを見直すのは、なかなか難しいものです。まずはヨガから、気軽にトライしてみてくださいね。

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