バランスポーズの効果って?代表的なポーズやコツを解説

ヨガ・ヨガポーズ

ヨガの「バランスポーズ」とは、片足で立って行う不安定なポーズのこと。
難易度が高いため、中上級者向けのポーズとされています。

とはいえ“THE ヨガ”というポーズが多く、チャレンジしてみたいと思う人は多いはず。

そこでこの記事ではバランスポーズの効果やコツ、代表的なポーズをご紹介します。

バランスポーズの効果


「バランスポーズ」は難しいポーズだからこそ、体に嬉しいメリットがいっぱい。
代表的な3つの効果をご紹介します。

インナーマッスルの強化

姿勢を保ったりバランスを取ったりしようと活躍するのが、体の奥深くにある「インナーマッスル」。
バランスポーズを繰り返し行うことでインナーマッスルが強化され、体の動きに安定感が増したり内臓下垂を改善したりすることができます。

集中力アップ

片足で立つためには、かなりの集中力が必要です。
そのためバランスポーズを行うと集中力が高まると言われています。

精神の安定

難易度の高いバランスポーズに挑んだり、集中力が高まったりしていくうちに、精神面が鍛えられます。
そのためバランスポーズは精神の安定にも効果的なのです。

バランスポーズのコツ

バランスポーズを安定させるためには、いくつかコツがあります。
ぜひ次の3つを意識して練習してみてくださいね。

足の裏で床を捕える

ポーズを安定させるには、足の裏でしっかりと床を捕らえることが重要です。
重心が足の裏の内側か外側に偏っていたり、足の指が浮いていたりするのはNG。
足の裏全体で床を感じながら行いましょう。

体の軸を意識する

床についた足から頭頂にかけて体の中をまっすぐに通る「軸」を意識してみましょう。
軸が傾かないよう、床に対して垂直であるか否かを意識しながら行うと、グッと安定感が増します。

お腹の力を抜かない

力みすぎは禁物ですが、力が抜けすぎるのもNG。
特にお腹の力が抜けると軸が安定しにくくなるため、適度に力を入れておきましょう。
ヘソを背骨に近づけるよう凹ませておくと、程よく力が入ります。

代表的なバランスポーズ


コツを意識しながら取り組んでみてくださいね。

木のポーズ

「木のポーズ」は比較的レッスンに登場することが多いポーズです。
足の高さよりも、まずは軸を意識して行いましょう。

<やり方>
1.両足を揃えた状態でマットに立つ
2.右足のかかとを持ち上げ、膝を外側に開く
3.バランスを取りながらかかとをひざ下まで持ち上げる
4.余裕があれば右足を左内腿につける
5.胸の前で合掌し、息を吸いながら天井に向かって伸ばす
6.数呼吸繰り返す
7.反対側も同様に行う

<ポイント>
・足は無理にあげない
・足を膝の横につかない
・骨盤は正面の壁と平行にする

ダンサーポーズ

「ダンサーポーズ」はバランスポーズの中でもとても美しいポーズです。
バランス感覚だけでなく柔軟性も必要であるため、くれぐれも無理のない範囲で行いましょう。

<やり方>
1.両足を揃えた状態でマットに立つ
2.右膝を後ろに曲げ、つま先を右手で掴む
3.息を吸いながら左手を天井に向かって伸ばす
4.吐く息に合わせて左手を胸の高さまで下ろし、同時に右足を持ち上げる
5.数呼吸繰り返す
6.反対側も同様に行う

<ポイント>
・足は無理にあげない
・あげる足はやや手を蹴るように持ち上げると◎

英雄のポーズ3

体を床と水平になるまで倒す「英雄のポーズ3」は、バランスポーズの中でも難易度が高いポーズです。
壁やヨガブロックを活用しながら練習に取り組みましょう。

<やり方>
1.両足を揃えた状態でマットに立つ
2.両膝を軽く曲げ、上体を前傾させる
3.右足を後ろに持ち上げ、可能であれば骨盤と同じ高さに揃える
4.息を吐きながら右足のかかとを蹴り出し、同時に両手を前方に伸ばす
5.数呼吸キープする
6.反対側も同様に行う

<ポイント>
・バランスがとりにくければ両手は腰に添えてもOK
・上体を無理に床と水平にしなくてOK

まとめ


バランスポーズは1日してならず。
練習を重ねることで少しずつ安定感が増してきます。
どうしてもポーズが取れない場合は、シンプルに片足で立つ練習から始めてもOKです。
めげずにコツコツ取り組みましょう!

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