季節の変わり目に!“免疫力アップ”ヨガポーズ

朝晩の寒暖差や気圧の変化が大きくなる夏から秋の変わり目は、体が対応しきれず免疫力が乱れがちです。
ちょっとした不調が続いたり、風邪をひきやすくなったりする人も多いのでは?
そんなときこそ、ヨガの力を活用して内側から整える習慣を。
今回は、体の巡りを良くして免疫力の土台を高める「免疫力アップ」をテーマにしたヨガポーズを紹介します。
どれも比較的シンプルながら、日々の不調予防にしっかり役立つ内容です。
ぜひ日々のルーティンに取り入れてみてください。
免疫力を高めるヨガポーズ
針の穴のポーズ
「針の穴のポーズ」は、免疫力に深く関係する腸に刺激を加えるヨガポーズ。
骨盤まわりを開いてリンパの流れを促進するため、老廃物の排出も助けます。
<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を曲げて立て、左足の太ももに右足首をのせる
3.両手で左もも裏を抱えて胸に引き寄せる
4.3〜5呼吸キープする
5.反対側も同様に行う
<ポイント>
・尾てい骨が床から離れすぎないように気をつける
・股関節が痛む場合は無理に引き寄せずにキープする
うさぎのポーズ
「うさぎのポーズ」は頭頂部にあるツボを刺激し、自律神経を整えるポーズ。
リラックス効果が高く、免疫機能の回復を助けます。
<やり方>
1.正座になる
2.前屈し、額を床につける
3.両手は顔の横に置き、ゆっくりとお尻をあげて頭頂を床につける
4.3〜5呼吸キープする
5.1の姿勢に戻る
<ポイント>
・ポーズ中は首を動かさず、視線を足に定める
・ポーズ終了後は5の姿勢で数呼吸繰り返してから顔をあげる
・眼圧が高い人や高血圧の人は避ける
ワニのポーズ
「ワニのポーズ」は寝たまま体を大きく捻るヨガポーズ。
内臓をマッサージする効果があり、免疫力に関係する腸にもアプローチできます。
便秘解消、消化機能のアップにも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになり、両手を横に広げる
2.両膝を曲げて持ち上げ、股関節の真上に膝がくるようにする
3.両膝を揃えたまま左に倒す
4.顔は右側に向け、5呼吸キープする
5.2の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・肩が浮かないようにする
・腰に違和感がある場合は膝の角度を広くする
・膝はなるべく開かずに行う
コブラのポーズ
「コブラのポーズ」は、胸を大きく開いて呼吸を深め、肺の機能や横隔膜の動きを高めるポーズ。
免疫に関係する呼吸器系を活性化します。
<やり方>
1.うつ伏せになる
2.両手を胸の横に置き、脇を締める
3.息を吸いながら上体を起こす
4.胸と目線を天井に向け、3〜5呼吸キープする
<ポイント>
・肘を無理に伸ばさず、心地よさを感じる範囲で行う
・肘は体側に寄せて開かないようにする
・肩がすくまないよう、首を長く保つ
椰子の木のポーズ
「椰子の木のポーズ」は立った状態で全身を伸ばし、体の軸を整えるヨガポーズ。
姿勢改善により自律神経と呼吸の通り道がスムーズになり、免疫力UPに働きかけます。
<やり方>
1.足を腰幅に開いて立ち、つま先を正面に向ける
2.両手を上に伸ばし、背筋をまっすぐに保つ
3.指先を天井へ引き上げる
4.3〜5呼吸キープする
<ポイント>
・腰が反らないように、お尻を締める
・肩に力が入らないようにリラックスする
・足裏でしっかり床を踏みしめて安定させる
まとめ
季節の変わり目は、体も心も“変化に対応する力”が求められるタイミング。
そんな時期だからこそ、自分の内側を整えるヨガの時間が免疫力を支える土台になります。
ご紹介した5つのポーズは、どれも内臓・リンパ・呼吸・自律神経といった免疫に関わる機能にやさしくアプローチするものです。
1日1ポーズからでもOKなので、深い呼吸とともに、無理なく続けましょう。
すると、季節の変化にも揺らがず、健康的な毎日を過ごせますよ。