“末端冷え性”卒業!手足ぽかぽかヨガ

ポーズ

気温が下がるこの季節、手足がいつまでも冷たい……。
厚着をしても、温かい飲み物を飲んでも、なぜか末端だけが冷えたまま……。

……そんな悩みを抱えている人は多いはず。

気温が下がり、体が冷えを感じる今こそ、血流と自律神経のバランスを整えるヨガの出番です。
ヨガを通して体を内側から温め、冷え体質の根本改善を目指しましょう。

この記事では、末端冷え性の緩和におすすめのヨガ・エクササイズをご紹介します。

なぜ体の末端は冷えやすいのか?

私たちの体は寒さやストレスを感じると、内臓を守るために血液を体の中心へ集めます。
すると末端部分の血流が後回しになるため、手足はどうしても冷えやすくなるのです。

さらに、筋肉量が少ない人は熱を生み出す力が弱く、冷えを感じやすい傾向があります。
加えて、長時間同じ姿勢でいることも血行不良の原因になるため、末端の冷えを感じやすくなるでしょう。

末端の冷えを解消するポイントはズバリ、血流を良くすること。
ヨガやエクササイズで体をほぐせば自然と血流が促されるため、末端の冷えを解消することができますよ。

手足の冷え解消におすすめのヨガ・エクササイズ

手首足首ほぐし

手首・足首を動かし、冷えやむくみの原因となる血液の滞りをやさしくリセットするエクササイズ。筋肉をほどよく刺激し、体の末端まで温かさを広げていきます。椅子に座ったままできるため、長時間デスクワークをする方には特におすすめです。

<やり方>
1.ラクな姿勢で座る
2.両手の指を絡め、手首をゆっくりと大きく回す
3.片足を軽く持ち上げ、足首を大きく回す
4.片足の指を開いたり閉じたりして動かす
5.反対足も同様に行う

<ポイント>
・冷えた部分を温めるイメージで行う
・無理のない範囲でなるべく大きく動かす
・足は無理に持ち上げなくてもOK

チャイルドポーズ(椅子・片足)

ヨガの代表的なポーズ「チャイルドポーズ」は、椅子で行うのもおすすめです。
体の中でも特に大きな太ももの筋肉に刺激が加わり、血液循環を促せます。
下半身全体の血流が活性化することに加え、腰回りも温まるため、体の芯からぽかぽかになるでしょう。

<やり方>
1.椅子に浅く腰をかける
2.右膝を胸に引き寄せる
3.両手で膝または太もも裏を支えながら、背筋を伸ばして数呼吸キープする
4.反対側も同様に行う。

<ポイント>
・腰を丸めないようにする
・膝を抱えにくい場合は、タオル等を使ってもOK
・膝を引き寄せるときは息を吐くとより筋肉がほぐれやすい

合蹠のポーズ

「合蹠のポーズ」は、股関節や内ももを開くことで骨盤まわりの血流を促し、下半身の冷えやむくみを防ぐヨガポーズです。
深い呼吸を意識すると自律神経も整いやすくなり、リラックス効果も抜群。
夜寝る前に行えば眠りが深くなり、朝起きてすぐに行えば1日活発な気分で過ごせます。

<やり方>
1.床またはマットに座る
2.足の裏同士を合わせ、かかとを体に引き寄せる
3.両手で足を包むように持ち、背中を伸ばす
4.上体を前に軽く倒す
5.深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・膝が高く浮く場合は、下にクッションを入れる
・背骨が伸びない場合は、お尻の下にクッションを入れる
・膝を上下にパタパタ動かすとよりほぐれやすい

まとめ

末端冷えは、体からの「血流を整えてほしい」というサイン。
温かさを保つには、筋肉を動かし、呼吸を深めて血液を巡らせることが大切です。
今回紹介した3つのポーズは、ちょこっと取り入れるだけでも体をやさしく温め、冷えやだるさを和らげてくれます。
朝や夜のすきま時間に取り入れて、手足の先まで血が巡る心地よさを感じてみましょう。
小さな温まりを積み重ねることで、寒い季節も軽やかに過ごせるはずですよ。

関連記事一覧