これだけでいいの?ヨガっぽくないヨガのススメ

ヨガ・ヨガポーズ

“ヨガ”と聞くと、「ポーズをきれいに取らなきゃ」「マットを敷いて、ちゃんと時間を作らなきゃ」と、少しハードルを感じてしまう人も多いかもしれません。

でも本来、ヨガは体と心の状態に気づき、整えていくためのものです。
完璧な形や長い時間は必要ありません。

むしろ、忙しい日や疲れているときほど、“これだけでいい”くらいのヨガがちょうどいいもの。

この記事ではヨガっぽく見えなくても、立派に体と呼吸に働きかけてくれる「ヨガっぽくないヨガ」をご紹介します。

ヨガっぽくないヨガポーズ

ただ立って、足裏を感じるポーズ

一見すると何もしていないように見える、ただ立つだけのシンプルなポーズ。
足裏全体で床を踏みしめ、自分の体重を感じることで、意識が頭から体へと戻ってきます。
つまり、外に向きがちな集中力を内側に引き戻し、気持ちのざわつきを落ち着かせるのに効果的。
動かないからこそ、体の感覚に敏感になれるヨガです。

<やり方>
1.足を腰幅に開いて立つ
2.つま先からかかとまで、足裏全体に体重を乗せる
3.深い呼吸を繰り返しながら、足裏の感覚を味わう

<ポイント>
・膝を伸ばしすぎず、軽くゆるめる
・無理に良い姿勢を意識しなくてOK
・余裕があれば目を閉じ、足裏の感覚に集中する

肩をすくめて、力を抜くポーズ

肩こり対策のようでいて、実はとてもヨガ的な動き。
息を吸いながら肩をすくめ、吐きながらストンと落とすことで、無意識に入っていた力が抜けていきます。
シンプルな動きですが、体と一緒に気持ちもゆるめられるヨガです。

<やり方>
1.ラクな姿勢で立つ(または座る)
2.息を吸いながら肩を耳に近づける
3.吐く息で一気に肩を落とす
4.2-3を数回繰り返す

<ポイント>
・呼吸と動きを必ず合わせる
・勢いよく落としすぎない
・力が抜ける感覚を味わう

背中を丸めて、ゆるめるポーズ

椅子に座ったままできる、背中を丸めるだけの動き。
背骨の後ろ側を広げることで、緊張しやすい背中や腰がじんわりゆるみます。
胸を張るポーズが苦手な人にもおすすめで、「がんばらない」方向に体を導いてくれるヨガです。

<やり方>
1.椅子に浅く座る
2.両手は膝の上に置くか自然に体側に添える
3.息を吐きながら背中を丸める
4.深い呼吸を繰り返す

<ポイント>
・しっかりと脱力する
・無理に背中を丸めず、自然に脱力した位置でキープ
・呼吸が止まらないように注意する

手を温める、呼吸のポーズ

両手をこすり合わせて温め、そのぬくもりを感じるだけのポーズ。
手の感覚に意識を向けることで、頭の中の忙しさがスッと静まります。
寒い日や気持ちが落ち着かないときに取り入れたい、セルフケア感覚のヨガです。

<やり方>
1.両手のひらを合わせ、こすり合わせる
2.手のひらの温かさを感じる
3.深くゆっくり呼吸する

<ポイント>
・強くこすりすぎない
・目を閉じて手の感覚だけに意識を向けるのもおすすめ

ため息ヨガ

あえて「はぁ〜」とため息をつくヨガ。
ため息は悪いものと思われがちですが、実は体をゆるめる自然な反応です。
意識的に吐く息を長くすることで、副交感神経が働きやすくなり、気持ちも体もリラックスしやすくなります。

<やり方>
1.鼻から軽く息を吸う
2.「はぁ〜」と口から長く息を吐く
3.吐ききったら自然な呼吸に戻すか、数回繰り返す

<ポイント>
・ラクな姿勢で行う
・声が出ても気にしない
・吸うより吐くを長めに

まとめ

ヨガは、十分な柔軟性や特別な時間がなくても始められます。

今回ご紹介したような「ヨガっぽくないヨガ」は、日常の中でふと立ち止まり、自分の体や呼吸に気づくための入り口。
“これだけでいい”と思えるくらいの気軽さが、続けるコツでもあります。

何もしないより、少し感じてみる。
その小さな積み重ねが、体と心をじんわり変えてくれるはずですよ。

関連記事一覧