緊張による「浅い呼吸」をリセット。自律神経をなだめる深呼吸ヨガ
新生活がスタートする4月前半。
新しい仕事を覚えたり、慣れない人間関係に気を遣ったりする中で、「呼吸が浅くなっている」と感じることがあるかもしれません。
実は私たちは緊張やストレスを感じると、無意識のうちに肩を上げ、胸の上部だけで呼吸をするようになります。
これが続くと自律神経が戦闘モードに偏りっぱなしになり、疲れが取れない、寝つきが悪いといった不調を招くことも。
今回はガチガチになった呼吸筋をほぐし、深い呼吸を体に呼び戻すヨガポーズをご紹介するので、波立つ心を静め、穏やかなリズムへと戻しましょう。
呼吸が深まるヨガポーズ

立位前屈のポーズ
上半身を完全に脱力させることで、緊張で固まった背中側の呼吸筋を広げるヨガポーズ。
頭を心臓より下に置くことで脳への血流を促し、高ぶった神経を鎮める効果もあります。
さらに、自分の腕を抱えて重力に身を任せれば、物理的にも精神的にも「抱え込んでいるもの」を手放す感覚を味わえるでしょう。
<やり方>
1.両足を腰幅に開いて立ち、膝を軽く曲げる
2.息を吐きながら足の付け根から深く前屈する
3.手で左右それぞれの肘を掴み、頭の重みを感じながら首や肩の力を抜く
4.背中に空気を送り込むように5〜8呼吸キープする
<ポイント>
・膝はお腹と太ももがつくまで曲げる
・首の後ろの力を抜き、つむじを床に向ける
・上半身が床へ近づいていく重みを感じる
チャイルドポーズ+ツイスト
リラックス効果の高い「チャイルドポーズ」ですが、側面にストレッチを加えると肺を包んでいる肋骨周りの筋肉「肋間筋」をしっかりとほぐせます。
意識せずとも呼吸が深くなり、自分のリズムを取り戻せると同時に精神的に安定させることができるでしょう。
<やり方>
1.正座になり、膝を少し開く
2.上体を前に倒して額を床につける
3.両手を右側へ歩かせ、左の脇腹が心地よく伸びる場所で止める
4.左の手のひらを右手のひらの外側におく
5.5呼吸キープする
6.2に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・お尻がかかとから浮かない範囲で行う
・腕だけでなく、腰の横からしっかり伸ばす
・吐く息を長くしてリラックス効果を高める
キャット&カウ
深い呼吸と共に背骨を一節ずつ動かし、乱れた自律神経のバランスを整えるヨガポーズ。
背骨の周りには神経が集中しているため、緊張を緩めることで精神的に落ち着きやすくなります。
肩こり解消、腰痛の緩和、内臓機能の活性化、骨盤の歪み緩和にも効果的です。
<やり方>
1.四つん這いになり、肩の下に手首、股関節の下に膝を置く
2.吸う息で背中を緩やかに反らせ、視線を斜め上に向ける
3.吐く息で背中を丸め、おへそを覗き込む
4.呼吸と動きを連動させながら、2-3を5〜10回ほど繰り返す
<ポイント>
・2の時は肩甲骨を寄せて尾てい骨を上げる
・3の時は肩甲骨を寄せて尾てい骨を下に向ける
・両手両足で床を押す意識を忘れない
橋のポーズのバリエーション
胸を大きく開いて横隔膜の可動域を広げ、酸素の取り込み量を増やすヨガポーズ。
肩甲骨を寄せることで緊張で縮こまった大胸筋をストレッチし、自然と深い呼吸を誘います。
体幹の強化、内臓機能の活性化にも効果的です。
<やり方>
1.仰向けになり、両膝を立てて足を腰幅に開く
2.お尻を持ち上げる
3.背中の下で両手を組み、肩甲骨を中央に寄せる
4.胸を顎の方へ引き上げ、ゆったりと5呼吸繰り返す
<ポイント>
・膝が外に開かないよう、内腿の力でコントロールする
・首を左右に動かさず、視線は天井に固定する
・戻る時は背骨の上から一本ずつ床に下ろす
まとめ

4月の新生活は、私たちが思う以上にエネルギーを消耗するもの。
だからこそ、意識的に「立ち止まって、深く吐く」時間が必要です。
呼吸が変われば、心が変わります。
心が安定すれば、どんな新しい環境も自分のペースで楽しむ余裕が生まれます。
今回ご紹介したヨガを通じて、一日数分だけでも、心の内側に広がる穏やかな空間を思い出してみてくださいね。
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