ヨガとストレッチの違いとは?目的・やり方・効果を比較
「ヨガとストレッチ、正直何が違うのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか?
確かに、どちらもカラダを伸ばすエクササイズなので違いが分かりにくいですよね。
そこで今回は、ヨガとストレッチの違いを、目的、やり方、効果の三つに分けて解説していきます!
ヨガとストレッチの違いその1:目的
そもそも、ヨガとストレッチは「目的」が異なります。
ストレッチは、「体の柔軟性を高めること」が目的で、筋肉や関節を伸ばす動きを通して、カラダを柔らかくするために行います。
一方でヨガは、「ヨガ=繋がり」という意味を持つことから、「心・カラダ・魂がつながった状態を目指すこと」が目的とされています。ヨガでは、ポーズ、呼吸、そして瞑想を通して、心とカラダを安定した状態に導くことを目指します。
ヨガとストレッチの違いその2:やり方
ヨガのポーズにはストレッチの要素が含まれていますし、ヨガもストレッチもリラックスした気持ちになるので、どちらも似たようなものに感じるかもしれません。
しかし、先ほど述べたように、ヨガはアーサナ・呼吸・瞑想の三つを組み合わせて行うという特徴があります。
ストレッチのやり方
ストレッチには、「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」の二つのやり方があります。
まず「静的ストレッチ」とは、反動を使わずに止まった状態でカラダの筋肉や関節を伸ばす方法です。朝起きた直後や運動前のウォーミングアップなど、まだカラダが動きに慣れていない状態の時に行うと効果的です。
次に「動的ストレッチ」とは、繰り返す一定の動きの中で筋肉や関節を伸ばす方法です。就寝前や運動後のクールダウンなど、カラダを動かした後のメンテナンスのような意味合いで取り入れるのがおすすめです。
ヨガのやり方
ヨガでは、呼吸に意識を向けながらポーズを取っていくことで、心身を安定・集中した状態へ導き、深い瞑想へ入っていくことができます。
ヨガの3大要素と言われる呼吸法・アーサナ・瞑想法。正しい呼吸を行うことで、全身に酸素が行き渡りポーズが深まるだけでなく、情緒を安定させ集中したマインドを手に入れることができます。
ヨガとストレッチのどちらもカラダを伸ばすことは同じですが、ヨガの場合は「呼吸」と連動して動いていくこと、そしてカラダだけでなく「心」のあり方も重視していることが特徴的と言えます。
ヨガとストレッチの違いその3:効果
ヨガとストレッチはやり方が異なる分、その効果にも違いが出てきます。
ストレッチの効果
ストレッチの効果は多く分けて二つあります。
一つ目は、柔軟性が高められること。デスクワークなど日常生活の影響で筋肉が伸びなくなると、関節の可動域が狭まり、動きに制限がかかったり、特定の部位に痛みが生じたりしてしまいます。
ストレッチで筋を伸ばし柔軟性を高めることで、関節の可動域を広げ、しなやかなカラダが手に入ります。
二つ目は、ケガを予防できること。ストレッチを通して関節の可動域を広げておくことで、段差につまずくなど日頃のケガを予防できます。
また、激しい運動の前後にストレッチを取り入れることで、急に筋肉を使うことで起こる肉離れを防いだり、運動後に筋肉が硬くなることで生じるカラダの痛みや歪みを防ぐことができます。
ヨガの効果
ヨガは、柔軟性UPやケガの防止といった効果以外にも、以下のような効果を期待できます。
・ポーズをキープすることで筋肉量を増やし、引き締まったカラダになる
・筋肉をほぐし、強化することで、体の歪みやクセを治し、バランスの整った正しい姿勢になる
・深い呼吸を繰り返すことで、自律神経を整え、ホルモンバランスを調整・強化できる
まとめ
以上、ヨガとストレッチの違いをまとめました。
両方ともカラダをほぐすという点で共通していますが、ヨガは同時に「呼吸」や「瞑想」を通して心もほぐすというところが特徴的です。
二つの目的や効果を比較し、今の自分に合った方を取り入れてみてはいかがですか?