「木のポーズ」を安定させるには?ポイントを徹底解説!

ヨガ・ヨガポーズ

「木のポーズ」はヨガのバランスポーズを代表するアーサナの1つです。
英語では「トゥリーポーズ」、サンスクリット語では「ヴィクシャリアーサナ」と呼ばれています。

「えいっ!」と気合いでできそうなポーズですが、実はコツを押さえないとなかなか難しいポーズ。
この記事を参考に、ぜひ練習してみてくださいね。

木のポーズの効果

片足立ちで行う不安定なポーズだからこそ、心身に様々なメリットをもたらします。
具体的には次のような効果を期待できますよ。

バランス感覚のアップ

片足でバランスを取ろうとするため、バランス感覚のアップに効果的です。
体を平衡に保つ能力は、スポーツの時だけでなく日常生活でも大いに使われるため、鍛えることで日常動作をスムーズにすることもできます。

インナーマッスルの強化

バランスを取ろうとすることで、体の奥にある筋肉「インナーマッスル」が鍛えられます。
インナーマッスルは姿勢を保ったり内臓を支えたりする働きがあるため、引き締め効果以外のメリットを感じることもできますよ。

脚の筋力アップ

片足で体を支えることで脚まわりの筋力が高まります。
それにより脚が引き締まるため、美脚作りにも効果的です。

精神の安定

バランスポーズは心が穏やかでないとキープできないものです。
木のポーズを安定させようとすることで心を穏やかにすることができます。

集中力アップ

心が穏やかでないとバランスを保てないと同時に、集中していなければキープすることができません。
そのため木のポーズをはじめとするバランスポーズには集中力を高める効果もあります。

木のポーズのやり方


まずは基本のやり方を押さえて、正しくポーズを取れるようにしましょう。
自己流で行うよりもずっと安定感が増しますよ。

1.両足でマットに立ち、両手を腰に添える
2.右足のかかとを持ち上げてつま先を立て、左足の真横に添える
3.右膝を外側に開く
4.バランスをとりながら右足の裏を軸足のひざ下につける
5.余裕があれば右足の裏を軸足の内腿につける
6.両手を胸の前で合掌し、息を吸いながら天井に向かって伸ばす
7.数呼吸繰り返す
8.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

木のポーズのコツ・注意点


不安定なポーズは気をつけないと怪我をしてしまう可能性があります。
「木のポーズ」のコツを押さえて安全に取り組みましょう。

骨盤は正面の壁と平行に

持ち上げる足を開いた時、骨盤がつられて開いてしまうとポーズが安定しにくくなります。
骨盤を正面の壁と平行にしたまま、足を開ける位置まで開くようにしましょう。

軸足の膝に足を添えない

足を軸足に添える時、膝の真横に置くのはNG。
関節に力が加わると怪我をしてしまう可能性があるため、膝下か膝上につくよう心がけましょう。

両足でしっかり押し合う

足は添えるだけでなく、しっかりと軸足を押すのがポーズを安定させるポイント。
軸足もしっかりと押し返すことで土台が安定し、ふらつかずに行うことができるようになります。

お腹を凹ませる

土台が安定していても、お腹が緩んでいると上半身が崩れやすくなります。
ポーズ中はお腹をグッと凹ませてインナーマッスルに力を加えましょう。
かかとから頭頂までの軸を意識しやくなり、ポーズの安定感が増しますよ。

肩を上げない

力んでしまうと肩が上がりやすくなります。
首を長く保つイメージで、肩は下に引き下げた状態でキープしましょう。

木のポーズのまとめ


足同士で押し合うことやお腹を凹ませる意識を持つと、簡単なポーズではないことがよくわかるはず。
つま先から頭頂までの全身や精神面にも働きかけることができるポーズなので、継続して取り組んでみてくださいね。
心身が安定し、より魅力的な人になることができますよ。

関連記事一覧