夏こそ冷える!内臓冷えをポカポカにするヨガポーズと呼吸法

ヨガ・ヨガポーズ

夏になると、外は暑いのに、室内に入ればクーラーが効いた部屋でアイスや冷たい飲み物…。普段冷えを感じない方でも、内臓から冷えきっている可能性があります。その冷えを、そのまま放っておくと、浮腫み、疲労感、倦怠感、内臓の不調、肌荒れ…様々な不調に連鎖していくことになるのです。
だから、夏こそ!内臓を温めることが必要です。
もちろん、お風呂をシャワーで済ませず、ぬるめの湯船にゆっくり使ったり、白湯を飲んだりすることで、身体を温めることもできますが、今回おススメするのが、内臓ポカポカヨガと呼吸法です。身体の血のめぐりを良くしたり、内臓をねじって刺激を外から与えることで、身体をポカポカ冷え知らずへ導きます。

身体ポカポカヨガと呼吸法

①猫のポーズ

【やり方】
1. 床に両手と両ヒザをつき、四つん這いの形(=テーブルの形)をとります。手は肩幅に、ヒザは腰幅に開きます。肩関節の下に手のひらが、股関節の下にヒザがくるようにします。
2. 息を吐きながら背中を丸めます。ふくらはぎ、足の甲で床を押すようにし、太ももの付け根から背中を天井へ高く上げます。
3. 息を吸いながら、背中を反らせます。おヘソを床のほうに近づけるようにして、腰のカーブを背中の上のほうに伝えます。肩と耳を離し、首を伸ばします。
4. ゆっくりと力を緩めて背中を平らにし、テーブルのポーズに戻ります。手とヒザの位置は、1と同様に肩幅と腰幅に合わせてください。
5. ポーズを戻したら、呼吸を整えます。数回繰り返して、安定したら呼吸のリズムをつかみます。

②椅子に座ったねじりにポーズ

【やり方】
1. まっすぐ椅子に座り、手を軽くヒザに置きます。
2. 目を閉じ、右足を左足の上に組みます。
3. 左の手のひらを右ヒザの外側に置き、右の手のひらを頭の右側に添えます。
4. 7つ数えながら、身体全体を右にねじっていきます。この時左手のひらとヒザ、右の手のひらと頭をやさしく押し合うようにします。
5. 7つ数えながら最初の1の姿勢に戻って7回呼吸して息を整えてください。足を組みかえて反対側も同様に行ってください。これを3セット行います。

③座位の腹部のねじりポーズ

【やり方】
1. 床に座り、足をまっすぐに伸ばします。このとき、足先を天井に、足裏を正面に向けます。カカトで床を押すようにしてください。首の後ろはあがく伸ばし、背骨を伸ばします。
2. 右足を立てて、左足の外側に立てます。左足を曲げて、右側のお尻の外側に足が来るようにし、両足の座骨を床に安定させます。
3. 息を吸いながら左の腕を伸ばし、左の肩の外側と右足の外側が合うようにします。さらに伸ばせるなら、左の手で右足の甲をつかむように、ツイストします。
4. さらに深いツイストは、左の腕を三角の小窓を通らせ、左の手で、右の手首をつかみます。息を吸いながら正面に戻り、最初の座位の姿勢に戻ります。反対側も同様に行ってください。

④ハトのポーズ

【やり方】
1. 四つん這いから右ヒザを一歩前に踏み出して、右手の内側にヒザをつき、足先を左足側に流します。左足は後ろにまっすぐに伸ばし、上半身を起こします。右足側のお尻が浮く場合は、お尻の下にブロックやブランケットなどを入れて、安定するようにしてください。
2. 骨盤を正面に向け、左ヒザを曲げ、足先を上に上げます。左手で左足の甲をつかみます。
3. 左脚を身体の方に引き寄せ、足の甲に左ヒジをかけます。息を吸いながら右手を上げ、胸を引き上げ、息を吐きながら両手を頭の後ろで組みます。反対側も同様に行ってください。

⑤ウジャイ呼吸

【やり方】

1. お尻の下にブランケットを敷き、腰を伸ばしやすくして安楽座で座ります。背骨をで
きるだけ長く伸ばします。
2. 自然な呼吸を繰り返しましょう。息で深く吸って、鼻でしっかり吐いてください。こ
れを数回繰り返します。
3. 次に鼻で深く息を吸って口で「ハー」と声に出して息を吐きます。数回繰り返します。
4. 口を閉じて音を出しながら鼻から息を吸い、吐きましょう。声帯の摩擦音に耳を傾けながら呼吸を繰り返します。

まとめ


いかがでしたでしょうか。夏に冷えは感じない、という方でも、今回ご紹介したヨガと呼吸法を行うことで、血行がよくなって、実は冷えていたことを実感する方もいるかと思います。夏バテや夏風邪を予防するためにも、日々流れの良い、冷えのない身体を維持しましょう。

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