ヨガで背中をほぐして、上半身のコリを解消!
首や肩が凝る…というのは良く聞く話ですが、実は背中も凝りやすいパーツの一つ。
しかも、背中の凝りが首や肩の凝りを引き起こしている可能性もあるのです!
さらに、背中をほぐせば姿勢改善や代謝アップなど嬉しい効果もたくさん。
この記事では背中をほぐすメリットや背中の凝りを解消するヨガポーズを解説します。
なんで背中が凝るの?
背中が凝る理由は様々ですが、大きな原因の一つと言われているのが「姿勢」です。
例えば「猫背」。
背中側が丸まるため、体の背面は常に緊張した状態になります。
すると血行が悪くなり、凝りとして痛みや違和感が生まれるのです。
また、片足重心の立ち姿勢も背中の凝りのもと。
背中の片側半分に負荷がかかるため、凝りだけでなく歪みを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
背中をほぐすメリットは?
背中の筋肉は、肩や首、腰の筋肉と深く関連します。
そのため背中をほぐすと周辺の筋肉も同時にほぐれ、首や肩、腰の凝りも緩和することができるのです。
さらに、背中の筋肉がほぐれれば姿勢改善にも効果的。
正しい姿勢は消化機能や代謝を高めるため、不定愁訴を改善しながら、美姿勢&美ボディをGETすることもできます。
背中をほぐすヨガポーズ
背中は体の中でも大きなパーツなので、比較的ほぐしやすい部位です。
仕事の合間や家事の間に取り入れてみてくださいね。
体側を伸ばすポーズ
「体側を伸ばすポーズ」は体を大きく側屈させるポーズです。
脇腹から背中、肩周りの筋肉をほぐすことができるため、肩や背中の凝り解消、お腹のシェイプアップ、内臓機能の活性化に効果的。
また、呼吸が深まりやすくなるため自律神経を整える効果も期待できます。
<やり方>
1.マットや椅子にラクな姿勢で座る
2.息を吸いながら左手を持ち上げる
3.息を吐きながら体を右に倒す
4.数呼吸キープする
5.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・ポーズ中はお尻をしっかり床につける
・体が前に倒れないよう、目線を天井に向ける
・脇腹に向かって深く呼吸を繰り返す
キャットポーズ
「キャットポーズ」は四つ這いの状態で背中を伸ばすポーズです。
体の背面を広く伸ばすことができるため、首・肩・背中・腰の凝りを緩和することができます。
お腹をギュッと縮めるイメージで行うと、お腹の引き締めにも効果的です。
<やり方>
1.肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるよう四つ這いになる
2.息を吐きながら背中を丸める
3.目線をヘソに定め、数呼吸繰り返す
<ポイント>
・肩甲骨を開き、尾てい骨を下に向ける
・背中で綺麗なアーチを作るイメージで行う
・両手両足で床を強く押す
カウポーズ
「カウポーズ」は四つ這いの状態で背中を反らすポーズです。
肩こりの解消や背中の柔軟性を高める効果があります。
また、先ほど紹介した「キャットポーズ」と一呼吸ごとに交互に行う「キャット&カウ」もおすすめ。
より深く効果を感じられるほか、背骨の歪みが整いやすくなるため、自律神経を整えることができます。
<やり方>
1.肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるよう四つ這いになる
2.息を吐きながら背を反らす
3.目線を天井に定め、数呼吸繰り返す
<ポイント>
・肩甲骨を寄せ、尾てい骨を天井に向ける
・背中に力を寄せるイメージで行う
・両手両足で床を強く押す
まとめ
肩が凝るなら肩のストレッチ、首が凝るなら首のストレッチを行う人が多くいますが、実はその凝りの原因は背中にあるかもしれません。
ぜひご紹介したヨガポーズを毎日の習慣として取り入れて、背中の筋肉を緩めましょう。
そのうちに凝りを感じにくくなり、普段の姿勢も美しくなりますよ。