乱れた自律神経を整えるヨガのススメ
『自律神経を整える』『自律神経が乱れ…』など、よく自律神経という言葉を耳にしますよね。
私たちの心身のバランスを取っており、呼吸や生活スタイル・疲労度などによって左右される神経です。
様々な理由からその自律神経が乱れると心身の不調に繋がります。
そこで今回は、
・そもそも自律神経とは?
・自律神経が乱れる原因とは?
・自律神経を整えるヨガのポーズ!
について詳しく解説していきます!
そもそも自律神経とは?
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、それぞれバランスを取りながら身体や心の調節を行っています。
基本的に朝から日中にかけては交感神経が優位になり、心拍が比較的早かったり血圧が上昇します。
逆に夕方からよるにかけて副交感神経が優位になり、心拍や呼吸がゆっくりになることで就寝に向かうようになっています。
つまりこの2つの自律神経のどちらが優位かによって、身体や心への作用の仕方が変わってくるのです。
自律神経が乱れる原因とは?
自律神経が乱れる原因となっているのは大きく分けて3つあります。
①スマホやパソコンなどのブルーライトの影響
現代人に多い、スマホやパソコンなどの長時間の使用は、自律神経を大きく乱す原因となっています。
特にベッドに入り眠る前にスマホでSNSをぼーっとみている方も多いかと思いますが、夜にかけて優位になっているはずの副交感神経よりも、交感神経が優位になってしまうことで、眠りにつきにくかったり眠りが浅くなります。
また、スマホやパソコンを集中してみていると知らない間に呼吸が止まったり浅くなってしまうということも。
スマホなどは使用時間やタイミングを検討した方が良いでしょう。
②乱れた生活習慣
運動不足や昼夜逆転生活・暴飲暴食や過度なダイエットなど、不規則で乱れた生活習慣は自律神経を大きく乱す原因になります。
運動や休息、栄養などのバランスが毎日規則正しく取られていることで自律神経も安定し整っていきますが、これらの生活習慣が乱れていると、自律神経が乱れさらに身体を倦怠感が遅い乱れた生活習慣に繋がるという悪循環になってしまうことも。
難しいことをトライしようとするよりも、まずは毎日の生活を整えることが自律神経の安定につながります。
③ストレス・寒暖差など
仕事や家庭、人間関係などでストレスや疲れが溜まると、自律神経は大きく乱れます。
ストレスを感じている時は呼吸が浅くなってしまい、深い眠りに繋がりづらくなったり、常に交感神経が優位になってしまうことで、常に心身が緊張状態になってしまうことも。
また、季節の変わり目や冷暖房器具などで、寒暖差の大きい場所への移動などでも自律神経がうまく切り替わらずに乱れてしまう原因になります。
自律神経を整えるヨガのポーズ2選
呼吸を少しずつ深めながら自律神経を整えることができるヨガのポーズを2つ紹介していきます!
①チャイルドポーズ
レッスン中のお休みのポーズとも言われているチャイルドポーズ。初心者の方でも安心して取り組むことができます。
<ポーズの取り方>
①四つん這いから、吐く息でお尻をかかとに預ける。
②そのまま背中を丸め、おでこと鼻先を床につけてキープする。
③両腕は軽く曲げて肩の力を抜いて呼吸しましょう。
>>>point
・お腹に圧迫感があれば、少し足を広げてスペースを作る
・おでこを床につけることよりも、お尻をしっかりかかとに預けて腰の伸びを感じる
②合蹠前屈
股関節周りをしなやかに広げ心と身体を落ち着かせるポーズです。
<ポーズの取り方>
①足裏と足裏を合わせて合蹠のポーズを取る。
②2つの坐骨は床に預け、骨盤をしっかり立てておく。
③吸う息で背筋を伸ばして、吐く息でお腹と踵を近づけるように前屈
→背中はまっすぐのところでキープしましょう!
>>>point
・背中が伸びていることで、より股関節周りの広がりを感じられる!
・背中が丸まる場合は、お尻の下にタオルを挟むか、ブロックの上に座りましょう!
ヨガで自律神経を整え、原因不明の不調を改善しよう!
様々な理由で乱れやすい自律神経を整えることは、原因不明の頭痛や身体のだるさ・不調を解消することにつながります。
ぜひヨガで呼吸を深め自律神経を整えていきましょう!