火照った体をクールダウンできるヨガポーズ

ポーズ

暑い毎日が続いている影響で体が火照り、倦怠感を感じたり眠りにくくなったりしていませんか?

特に、夕方から夜にかけて気温が下がらない日は体の熱がうまく逃げず、疲れが翌日まで残ってしまうこともあります。

そんなときにおすすめなのが、ヨガによるクールダウンです。
呼吸を意識しながら体をゆったり動かすことで、熱のこもった体を自然と落ち着かせ、自律神経も整いやすくなります。

今回は、火照った体を心地よく冷ます効果のあるヨガポーズを4つご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

クールダウンに効果的なヨガポーズ4選

チャイルドポーズ

「チャイルドポーズ」は、子どもがうずくまるような姿勢で背中を丸めるヨガポーズです。
心身を鎮める効果があり、緊張をゆるめて熱のこもりを和らげます。
また、腰痛の緩和や自律神経の調整にも効果的です。

<やり方>
1.正座になる
2.上体を前に倒し、額を床につける
3.腕は前方、または体の横にラクに伸ばす
4.呼吸を深く繰り返しながら1〜3分ほどキープする

<ポイント>
・膝や足首に痛みがある人は無理をしない
・かかととお尻が離れないようにする
・首の力を抜き、肩がすくまないように注意

ワニのポーズ

「ワニのポーズ」は、仰向けで体をひねるヨガポーズです。
全身の筋肉や内臓の緊張をほぐし、内側にこもった熱を逃がす効果が期待できます。
内臓機能の活性化、便秘解消、腰痛の緩和にも効果的。

<やり方>
1.仰向けになる
2.両膝を曲げて立て、股関節の真上に膝がくるように持ち上げる
3.息を吐きながら左に倒す
4.両手は左右に大きく広げ、顔は右に向ける
5.数呼吸キープする
6.2の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・無理にひねらず、痛みを感じたら片足のみで行う
・肩が浮かないよう、床にしっかりつける
・辛い場合、顔は天井を向けていてもOK

半分の鳩のポーズ

「半分の鳩のポーズ」は、股関節周りを開くヨガポーズです。
巡りを整えて体の下半身に熱を逃がす感覚を味わえ、心の落ち着きにもつながります。

<やり方>
1.四つん這いになる
2.右膝を右手首の後ろに踏み出し、つま先を左手首の後ろに置く
3.左足をまっすぐ後ろに伸ばす
4.骨盤を正面の壁と平行にする
5.上半身を前に倒し、重ねた手の上に額を置く
6.数呼吸キープする
7.1の姿勢の戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・膝や股関節に違和感があれば中止する
・骨盤が左右に傾かないよう、まっすぐを意識する
・お尻が浮く場合は床とお尻の間にクッションを入れる

レッグアップ・ザ・ウォール

足を壁に立てかけて行う逆転ポーズ。
足のむくみや熱を引き下ろすため、全身のクールダウンに最適です。

<やり方>
1.壁のそばで仰向けになる
2.両足を天井に向かって伸ばし、足を壁にかける
3.両手を体の横に置く
4.深い呼吸とともに30秒〜5分ほどキープする

<ポイント>
・股関節の真上にかかとがくると◎
・腰が反らないように、お腹には軽く力を入れておく
・食後すぐは避け、空腹時に行うのが理想的

まとめ

暑さや火照りを感じると、つい冷たいものを摂ったり冷房に頼ったりしがちです。
しかしそれを続けていると、体の外側だけでなく内臓まで冷え、不調を感じる可能性があります。
辛いむくみや消化不良を感じる前に、体の内側から熱を逃すヨガポーズで整えましょう。

今回ご紹介したヨガポーズは、どれも無理なく取り組めるものばかりです。
ぜひ一日の終わりや入浴後、寝る前など、心と体を落ち着かせたいタイミングで取り入れてみてください。
ゆったりとした呼吸を意識しながらポーズに浸り、暑さに負けない涼やかな心身を育んでくださいね。

関連記事一覧