ムーンサイクルに合わせたヨガ 〜満月→新月編〜

私たちの体は約70%が水分でできています。

そのため、海が引力の関係で潮の満ち引きを繰り返すように、私たちの体も引力の影響を受けるもの。

「満月や新月は出産が増える」と良く言われますが、妊婦以外も月の満ち欠けによる引力の影響を受けているとご存知ですか？

そこで今回は満月から新月に移行する時期の体の変化や、おすすめのヨガポーズをご紹介します。

満月から新月に向かう時期の特徴

満月を迎え、下弦の月、新月へと徐々に月が欠けていく期間は、デトックスに最適な期間。

心身に溜め込んだ不要なものや、自身の周りのいらないものを処分するのにぴったりな時期と言われています。

運動をして汗をかいたり、体を緩めてリラックスしたり、身の回りの整理整頓をしたりしながら過ごすのがオススメ。

不要なものを外に出すのに適した時期なので、ダイエットのスタートにも適しています。

おすすめのポーズ

デトックスに適した期間のヨガは、内臓に刺激を加えるツイストのポーズや、血流を良くする股関節まわりをほぐすポーズがオススメです。いらないものを外へ出すイメージで行いましょう。

・ツイストのポーズ

「ツイストのポーズ」は体をひねることで内臓に刺激を加え、デトックス効果を高めるポーズです。ポーズ中になるべく深い腹式呼吸を行うと内臓に刺激が加わりやすくなり、より高い効果を感じることができますよ。

【やり方】
1.マットに両足を伸ばして座る
2.左膝を90度に曲げて立て、右足をまたぐように置く
3.息を吸いながら右手を持ち上げ、吐く息に合わせて左膝の外側にかける
4.息を吸いながら背骨を伸ばし、吐く息に合わせてヘソからツイストする
5.ゆっくりと呼吸を繰り返す
6.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

【効果】
・内臓機能の活性化
・便秘解消
・背骨の歪み解消

・ワニのポーズ

「ワニのポーズ」も内臓機能の働きを高めることでデトックスを促すポーズです。仰向けの状態でできるため、朝起きた直後に行うのがオススメ。体が空っぽの状態で行うとさらに刺激が加わりやすく、体内の不要なものを体外へと排出しやすくなります。

【やり方】
1.マットに仰向けで寝る
2.右膝を90度に曲げて持ち上げる
3.息を吐きながら右脚を左側に倒し、体をツイストする
4.右手はまっすぐ右側に伸ばし、肩を床につける
5.目線は右手の指先に定め、数呼吸繰り返す
6.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

【効果】
・内臓機能の活性化
・便秘解消
・腰痛の緩和

・仰向けの合せきのポーズ

「仰向けの合せきのポーズ」は骨盤まわりの筋肉を緩め、血流を良くすることでデトックス効果を高めるポーズです。体がポカポカと温まったり、骨盤の歪みを緩和したりする効果もあるため、女性の方は特に積極的に取り入れてみてくださいね。

【やり方】
1.マットに仰向けで寝る
2.両膝を90度に曲げた状態で立てる
3.膝をそれぞれの方向に開くよう倒し、脚でひし形を作る
4.両手のひらは天井に向け、脇には拳一つ分の空間をあける
5.ゆっくりと呼吸を繰り返す

【効果】
・骨盤の歪み解消
・血行促進
・生理痛の緩和

まとめ

満月から新月に向かう時期はアクティブなヨガポーズを避け、体に溜まった不要なものを外に追い出すようなヨガポーズを取り入れましょう。

ゆったりとした呼吸を繰り返しながら、自分自身の心や体と向き合ってみてください。

また、スタジオレッスンに参加する場合もレッスンの選択に注意が必要です。

ハードなレッスンではなく、体をほぐして血行を促進するリラックスヨガや、ツイストのポーズを中心に行うデトックスヨガに参加してみてくださいね。

ヨガによる心身の変化を感じやすくなるかもしれませんよ。