「頭立ちのポーズ」って誰でもできる?コツを解説します

ヨガ・ヨガポーズ

「頭立ちのポーズ」とは、頭と両肘で全身を支える逆転のポーズ。
日本語で「三点倒立」、サンスクリット語で「シルシャーサナ」と呼ばれています。

見た目通り難易度の高いポーズですが、憧れているという人も多いはず。

そこでこの記事では「頭立ちのポーズ」のやり方やコツを解説します。
ぜひ参考にしながら練習してみてくださいね。

頭立ちのポーズの効果


足と頭の位置が逆転する「頭立ちのポーズ」は全身に様々なメリットをもたらします。
具体的には次のような効果を感じることができます。

血行促進

足先には古く冷えた血液が溜まりがち。
しかし、頭と足の位置を逆転させることで足先の血液が体の中心に流れやすくなります。
血行が促進されればむくみが緩和されやすくなったり、冷え性を改善したりするメリットを感じることもできるでしょう。

リフレッシュ効果

脳に血液が回ると同時に、脳に酸素が行き渡りやすくなるポーズです。
そのため高いリフレッシュ効果を感じることができます。

自律神経を整える

頭立ちのポーズの時に床につける頭頂には「百会(ひゃくえ)」というツボがあります。
このツボは自律神経に働きかける効果があるため、自律神経を整えるのにも効果的です。

消化機能の活性化

逆立ちの状態になることで、重力によって下垂した内臓を正しい位置に戻すことができます。
内臓が本来の位置に戻れば働きかが活性化され、消化機能が高まります。

インナーマッスルの強化

頭立ちのポーズは全身の筋肉を使います。
特に体の奥深くにあるインナーマッスルを使って体をコントロールするため、インナーマッスルの強化に効果的。
インナーマッスルが強くなると姿勢改善効果などにも期待できます。

頭立ちのポーズのやり方


頭立ちのポーズは勢いで行っても安定しません。
まずは正しいやり方をチェックして、安全に行いましょう。

1.マットに四つん這いになる
2.両肘を床について手を組み、手の中に頭を収めるように頭頂を床につける
3.つま先を立ててお尻を持ち上げる
4.両足を顔に向かって歩かせ、お尻をさらに高く持ち上げる
5.様子をみながらお腹を引き上げるイメージで両足を床から浮かせる
6.つま先を天井に向かって伸ばす
7.数呼吸キープする

頭立ちのポーズのコツ・注意点


頭立ちのポーズは難易度の高いポーズであると同時に、危険を伴うポーズでもあります。
次の点に注意しながら行いましょう。

ポーズ中はよそ見をしない<・h3>
ポーズ中に首を左右に振ると、頚椎を痛めてしまうことがあります。
視線はどこか一点に定め、首を動かさないようにしましょう。

頭と肘で床を押し続ける

体を支えるためには、頭と肘で床を押し続けることが重要です。
力が逃げないようできるだけ脇をしめ、グッと床を押し続けましょう。

お腹を引き上げるイメージを持つ

頭立ちのポーズは勢いよく足を上げてもキープできません。
お腹を少しずつ引き上げていき、最後につま先が床から離れるようなイメージで行いましょう。
また、足が伸び切った後もお腹を引き上げ続けるのがポイント。
お腹の力が抜ける瞬間がないようにしてくださいね。

不安な場合は壁を利用する

ポーズが安定しない方や恐怖心がある方は、壁に向かって練習してみてください。
そのまま倒れる心配がないため、安心して行うことができます。
使える壁がないときはクッションやソファを利用し、安全を確保しながら行いましょう。

頭立ちのポーズのまとめ


頭立ちのポーズは難しいポーズですが、コツを掴むと意外とすんなりできるもの。
床を押し続ける意識、お腹を引き上げる意識を大切にしながら練習してみてください。
いつか安定してキープできるようになりますよ。
体の変化を楽しみつつ、ポーズにチャレンジし続けてくださいね。

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