呼吸が浅いってどういうこと?呼吸が浅いことで起こる心身の不調や呼吸が深まるヨガのポーズを紹介!
私たちの生命維持として最も大事な「呼吸」。
ヨガや瞑想などをしていると、必ず誘導に入ってきますよね。
「呼吸が浅い〜」「呼吸が深まると〜」など浅い・深いと表現される呼吸ですが、呼吸が浅いと身体や心に大きな影響を及ぼします。
そこで今回は、
・呼吸が浅くなる原因は?
・呼吸が深まるヨガのポーズ
について詳しく解説していきます!
まずはご自身の呼吸をゆっくり観察してみる
全く意識をしていなくても、生きている以上繰り返されている呼吸。
最近日常の中で、ご自身の呼吸が早いのか浅いのかなどを観察する機会はあったでしょうか?
静かな場所で快適な姿勢で座り、不安でなければ軽く目を閉じてみましょう。
・吸う息の方がしやすいのか?吐く息の方が長く吐けるのか?
・心地よさを感じるのか?意識すると苦しく感じるのか? など
どのように感じても構いません。浅くても早くても、ゆっくりでも深くても、良い悪いのジャッジをつけずにただただ観察してみましょう。
コントロールするわけではなく、まずはただ知ることが何より大事です。
呼吸が浅くなる原因とは?
呼吸が浅くなる原因は大きく分けて3つあります。
①緊張や不安
試験の前や、大きなプロジェクトやプレゼンの前など、過度に緊張や不安を感じている時、ご自身の呼吸や鼓動のスピードを感じたことはありますか?
緊張や不安が大きくなると、呼吸は自然と段々早く浅くなり鼓動も早くなっていきます。
自分自身では気づいていなくても、呼吸を観察してみると浅く早くなっているかもしれません。
呼吸のスピードを通して、身体や心の状態を知ることもできます。
②姿勢不良
スマホやパソコンを触り、姿勢が崩れていると、呼吸を促す筋肉が凝り固まってしまい、浅い呼吸の原因になってしまいます。
また、姿勢不良が習慣化してしまうことで、胸周りが閉じ胸郭が圧迫されてしまうため、さらに呼吸がしにくくなってしまいます。
背中を丸めた状態か、胸を心地よく広げた状態か、どちらの方が呼吸がしやすいか実際やってみてくださいね。
③ストレス、慢性的な疲れ
日常生活や仕事、人間関係などでストレスや慢性的な疲れを溜め込むと、自律神経の交感神経が優位なままになり、呼吸が浅くなります。
主に朝〜日中は交感神経が優位になることで、身体を活発に動かすことができますが、呼吸が浅い状態が続くと、副交感神経を優位にしたい夕方〜夜にかけても自律神経が切り替わらず、常に浅い呼吸が続いてしまいます。
呼吸が浅いと脳へ酸素を届けにくくなり、さらに疲れが取れないという状態になってしまうので注意が必要です。
ゆっくりと深い呼吸ができるようになるヨガのポーズ2選
凝り固まった身体を緩め、深い呼吸に導くことができるヨガのポーズを2つ紹介していきます。
①門のポーズ
肋骨の間の筋肉を丁寧に緩めることで、呼吸をしやすい身体に準備していきます。
<ポーズの取り方>
①立膝になり、右足を横に伸ばす。足先から膝は一直線の場所に置きましょう。
②吸って左手を上に上げて、吐く息と共に身体を右に倒しましょう。目線は左斜め上に。
>>>point
・吸う息で肋骨が扇のように広がるイメージ!
・身体を倒すというよりは、指先を斜め上に引き上げていくようなイメージ!
②ラクダのポーズ
特に現代人が凝り固まりやすい胸周りを大きく開くことで呼吸を深めやすくしていきます。
<ポーズの取り方>
①立膝になり、足は握り拳1つ分開く。両手を腰の後ろにセットしましょう。
②吸って背筋を伸ばして、吐く息と共にゆっくり上体を後ろに倒していく。
③腰に痛みや違和感がなければ、両手を踵にセットし、胸を上に引き上げていく!
>>>point
・おへそを背骨の方に引き入れて、身体を後屈させつつも腰をしっかり守っておく
・喉の前から首、胸の前からお腹まで心地よく広げていくイメージ!
生きるために必要な呼吸にこまめに意識を向けて過ごしてみよう!
忙しい日常にいると、どうしても後回しになりやすいご自身やご自身の呼吸ですが、1日の中で1分でも良いので、ご自身の呼吸を見つめる時間を作ってみてくださいね。