「マタニティヨガ」っていつから参加していいの?時期や内容を解説
ヨガ人口の増加に伴い、日本でも注目を集めつつあるのが「マタニティヨガ」。
出産を控えた妊婦さんのためのヨガです。
最近では助産院や病院などでも取り入れられており、徐々にメジャーな存在になりつつあります。
この記事ではマタニティヨガの内容やメリットについて解説いたしますので、これから出産を控えているという方や妊娠を望んでいるという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
マタニティヨガとは
「マタニティヨガ」とは、妊婦さんのためのヨガのことです。
基本的には妊婦であっても通常のヨガを行うことができますが、マタニティヨガはより妊婦の体に配慮したポーズや構成で行うのがポイント。
具体的には次のような点に配慮して行います。
・ツイストのポーズは行わない
体をひねる動作はお腹の赤ちゃんに圧がかかる可能性があるため、基本的に行いません。
ツイストのポーズをとる場合は「オープンツイスト」という体を開くようにひねるツイスト動作を取り入れます。
・うつ伏せ&仰向けのポーズは行わない
ツイスト同様、うつ伏せは赤ちゃんに負担がかかるため行いません。
また、仰向けは妊婦に負担がかかるため基本はなし。
シャバーサナなどは横向きで行うなど、臥位のポーズは横向きで取り入れます。
・妊娠時の不調を緩和するようなポーズを中心に行う
腰痛や便秘など、妊娠に伴う不調を緩和するようなポーズを積極的に行います。
筋力アップや引き締め効果はほぼ求めず、レッスンの中心はほぐしやリラックスを目的としたポーズ。
また、グループレッスンの場合は参加者同士のコミュニティを築くことができるというのもマタニティヨガの醍醐味です。
情報を交換したり、互いに応援し合いながら出産に備えることができます。
おすすめの参加時期は?
マタニティヨガを始めるのは、妊娠16週前後の安定期に入ってからがおすすめです。
医者からの許可があれば妊娠4ヶ月目あたりから始める人もいます。
また、マタニティヨガは出産当日まで続けてOK。
呼吸を深めたり、適度に腰まわりを伸ばすことで陣痛を緩和できることがあります。
無理は禁物ですが、健康面が安定していて「ヨガをしたい」と思うときならいつでも参加してOKです。
マタニティヨガのメリット
妊婦のためのヨガであるマタニティヨガには、出産を控える妊婦さんにとってのメリットがたくさんあります。代表的なメリットは次の通りです。
・妊娠に伴う不調の緩和
マタニティヨガの目的は、「妊婦さんが安心して出産を迎えられるようにする」こと。
そのためレッスンは妊婦の不調を取り除くような構成になっており、妊娠に伴う便秘や腰痛、情緒不安定などを緩和することができます。
・出産の準備ができる
マタニティヨガはお腹の赤ちゃんの声に耳を傾けながら体を動かすのも大きな特徴の一つ。
呼吸やポーズを通して出産に向けての気持ちを作ることができるのはもちろん、赤ちゃんと存在をより強く感じることで出産への恐怖が薄れ、出産が待ち遠しくなるとも言われています。
・運動不足解消
妊娠期間中は体が大きく変化するため体を動かすのが億劫になり、運動不足になる人も少なくありません。
しかしマタニティヨガは適度に体を動かすため、運動不足解消に効果的。
心身ともにリフレッシュできるというメリットがあります。
まとめ
マタニティヨガの注目度が高まっているとはいえ、まだまだ専門のスタジオなどは少ないのが現状です。
しかし、妊婦さんの心身にとってメリットが大きいのは事実。
冒頭で説明した「配慮すべきポイント」に注意すれば通常のヨガに参加することもできますので、心身に余裕があればぜひヨガを取り入れてみてくださいね。
インターネット上にアップされているマタニティヨガの動画を参考にしてみるのもいいかもしれませんよ。