リラックス効果を簡単に高めるコツ3選

ヨガライフ

身体の疲れや、日常生活のストレスを解放してリラックスするのにヨガは非常に効果的ですが、今回は、通常のヨガに取り入れるだけで、リラックス効果が高まるコツ3選をご紹介します。
簡単なコツなので、日々のヨガセッションに取り入れて、いつもより深い心地よさを感じてください。

なぜ、リラックスヨガが現代人に必要なのか

現代社会の中で、人はあらゆるストレスにさらされますが、そうすると、身体はストレスと戦おうとするために、腎臓の上にある副腎という器官から、カテコールアミンというホルモンを分泌します。カテコールアミンは、過剰に分泌されると自律神経に影響を与え、血圧、心拍数などが上がり、身体や筋肉の緊張が高まります。また、動悸、頭痛が起こったり、精神的に興奮し、パニック状態になることもあります。
このような状態を放っておくと、消化、排せつ、成長、修復、生殖などの身体の基礎活動が鈍くなり、体調不良や病気につながるのです。

ヨガはリラックス効果が高い

ヨガは、日常生活で抱えたストレスや、体調不良、様々な不調に対して、リラックスとデトックス(解毒)を提供してくれます。
身体を伸ばしたり、緊張を緩めたり、身体に対する圧迫を取り除いたりして、リラックスを促しますし、脳の働きを鎮めて、精神を安定させたり、リラクゼーションを作り出していきます。

リラックス効果を簡単に高めるコツ5選

①ヨガの前にウォーミングアップを取り入れる

普段あまり運動をしない方は、ヨガの前に取り入れることで、関節などの動きを良くしたり、手足の末端まで血液がいきわたるようなり、ヨガの効果がアップします。
また、上半身の欠航が改善されると胸が開きやすく、呼吸も楽になり、大きな動きをとりやすくなります。

【ウォーミングアップのやり方】
〈肩まわし〉
1. 脚は腰幅よりやや開いて立ち、両手でタオルや手ぬぐいの端を持ちます。呼吸に合わせてタオルを身体の前後に回していきます。
2. 息を吸いながら、両手を上げます、タオルが頭上を通ったら、吐きながら肩甲骨を背骨に引き寄せ、タオルを身体の後ろへ回します。
3. 身体の前後に大きな円を描くように回して、肩回りをほぐします。10回を3セット繰り返します。
肩や背骨の上がほぐれてきたら、少しずつタオルを短く持って、さらにほぐしてみましょう。

〈体側伸ばし〉
1. 足は腰幅より開いて立ち、両手でタオルの端をもって、吸いながら両手を上げてバンザイします。
2. 息を吐きながら、身体を横に倒し、体側を伸ばしそのまま数回呼吸をします。頭の位置は両腕の真ん中に来るようにしましょう。
3. 体側を開き、肺を片方ずつ意識して呼吸をします。体側が伸ばされると、背骨が一段と楽に伸ばしやすくなります。

②ブロックなどのプロップスを使う

よりリラックス効果を高めるには、ポーズに身を委ねていくことが重要です。
心地よさをポイントに置きながら、頑張ってポーズをとるのではなく、ポーズに身を委ねることで、緊張を解いていくことができます。ポーズをとって居心地が悪ければ、プロップスを適切な位置に置き、首や腰、足の高さなどを調節しましょう。
ヨガベルト、ヨガブロック、ボルスターなどが代表的ですが、準備できなければブランケットやバスタオルで代用しても問題ありません。

③アロマの活用

部屋でアロマを炊きながらヨガをすることで、気分がよくなるだけでなく、呼吸を深めることができます。さらに、香りによって自律神経やホルモンバランスが整い、さらなるリラックス効果が期待できます。
おすすめは、ラベンダーとオレンジ・スイート。
ラベンダーの香りにはリラックス作用や自律神経のバランスを整える作用があります。
夜ヨガに取り入れれば、副交感神経が優位になることによる安眠効果まで期待することができます。また、鎮痛効果もあるといわれており、頭痛・生理痛・筋肉痛・肩こりといった痛みを和らげてくれるとも言われています。

もう一つは、オレンジ・スイート。
オレンジのような香りでアロマ初心者にも取り入れやすく、イライラを和らげるリラックス作用、気分を前向きにさせるリフレッシュ作用があります。
血行促進作用もあるといわれているので、香りを炊いてヨガをすれば、相乗効果も期待できます。

まとめ

今回ご紹介したリラックス効果を簡単に高めるコツは、比較的日常でも簡単に取り入れやすいかと思いますので、ぜひ日常のヨガに取り入れて、ゆったりと心地よいヨガを味わってみましょう!

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