ヨガで重要視される『呼吸』が大切な理由

ヨガライフ

ヨガのレッスンで最初から最後までインストラクターから促される「呼吸」。

人は1日に2〜3万回も呼吸をしていると言われており、生命維持するのに欠かせないものですよね。

そこで今回は、
・ポーズよりも呼吸が大切?
・呼吸の観察で心身の状態がわかるの?
・ヨガをする際に意識したい呼吸のポイントは?
・呼吸を深めるヨガのポーズ!

について詳しく解説していきます!

ヨガはポーズ(アーサナ)よりも呼吸が大事?


レッスンを受けていると、どうしてもポーズを綺麗に取りたい・前屈をもっと深めたい!など形を気にしてしまうかと思います。

ですがヨガの世界では、ポーズよりも呼吸が大事だとされています。

形が綺麗でも呼吸が止まっていたり浅くなるのであれば、それは快適な状態ではありません。
むしろ形が完全で無くても、安全な位置でキープしながら心地よく呼吸ができる状態であることが望ましいです。

ついつい形ばかりにこだわりやすいですが、呼吸が第一優先であることを念頭に置いておきましょう◎

呼吸の観察で身体や心の状態が分かる

レッスンの始めや終わりに、ただ呼吸をするだけの時間をとっていることが多いです。

繰り返す呼吸をじっくり丁寧に観察すると、その時その時によって全く状態が違うことがわかります。

呼吸の状態は、身体や心の状態を表しており、緊張状態・興奮状態が続いていると「呼吸は浅く早く」なります。

逆にリラックスし安心した状態が続いていると「呼吸は深くゆっくり」しているのです。

身体は自分の手で触れて、目に見えるもの。
心は自分の手で触れず、目に見えないもの。
目には見えないが、自分の身体で感じることができる呼吸は。心と身体をつなぐツールになっています。

身体が緩まることで呼吸が深まり、気持ちも安定していく。
心が緊張したりストレスが溜まっていると、自然と呼吸が浅く早くなり、身体が凝り固まってしまう。

客観的にご自身の呼吸を観察しながら、少しずつ緊張や力みを解消していけるといいですね。

ヨガで呼吸を意識する際のポイント・注意点は?


呼吸を意識する際のポイントとしては、まず第一に『鼻から吸って、鼻から吐く』ことです。

口から吸ってしまうと、ウイルスや細菌を多く取り込んでしまうため衛生的にもよくありません。

また、口から吸うと短い時間で呼吸が繰り返されてしまうため、呼吸を深めにくいのです。

場合によっては、口から吐く呼吸もありますが、基本的には「鼻から吸う」を意識しましょう。

また、頑張って呼吸を一生懸命コントロールする必要はありません。

ヨガで身体を緩めていくことで自然と呼吸も深まるので、ご自身が心地いいなと思う範囲でゆっくり息を吐き出すように意識していきましょう!

浅い呼吸を深めてくれるヨガのポーズ2選!

浅い呼吸の原因になる「背中のこり」「肋間筋の緊張」を解消するヨガのポーズを2つ紹介していきます!

①門のポーズ

猫背などで凝り固まりやすい肋骨の間をしっかり緩めながら、呼吸をしやすい身体に準備していきます!

<ポーズの取り方>
①立膝になり、右足を真横に伸ばす。
②吸う息で左手上にあげて、吐く息で身体を右に倒す。
③右の体側が潰れすぎないように、心地よく広がりを感じましょう。

>>>point
・吸う息で伸びている肋骨あたりがゆっくり膨らんで広がるイメージ!
・倒しすぎずに、指先が斜め上に自然と伸び上がっていくイメージ!

②チャイルドポーズ

レッスン中のお休みのポーズとしてよく登場しますが、凝り固まった背中を緩めてくれる効果があります。

<ポーズの取り方>
①正座になり両手を前につく。
②吐く息でお尻をしっかりかかとに預ける。
③おでこ・鼻先は床に預けて背中を大きく丸めて呼吸!

>>>point
・頭を下げることよりも、まずはお尻がしっかりかかとにつくイメージ!
・腰から背中あたりが広がって、吸う息でさらに呼吸が入って膨らんでいくイメージ!

ヨガを使って、常に繰り返される呼吸の質を高めよう!

呼吸の質が高まると、心や身体が健康になり毎日過ごしやすい身体になっていきます。

ぜひヨガを通して、凝り固まった身体や緊張した心をほぐしながら呼吸の質を深めていきましょう!

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