寝る前にハードなヨガはNG?おすすめポーズは?
寝る前のヨガを習慣にしているという人も多いかもしれませんね。
しかし、寝る前にヨガをする場合は少し注意が必要です。
ハードなヨガをすると自律神経が乱れ、寝つきが悪くなってしまう可能性があります。
そこでこの記事では寝る前におすすめのヨガポーズをご紹介。
夜にハードなヨガをしたい場合の対処方法も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
なぜ寝る前のハードなヨガはNG?
冒頭でもちょこっと触れましたが、ハードなヨガを行うと交感神経が活発になります。
寝る前は副交感神経が優位になるのが理想的ですが、その真逆の状態になってしまうため、寝つきが悪くなってしまう可能性があるのです。
十分な睡眠が取れなければ、翌朝まで疲れが残ったり気分がすぐれなかったりとさらに体調を崩してしまうもの。
そのため、寝る前は呼吸が乱れるほどのハードなヨガ、グッと力むような力強いポーズは避けましょう。
夜にヨガをしたい場合はどうしたらいい?
日中仕事をしていると、どうしても夜しかヨガをする時間がない人も少なくないはず。
そんな人は、ハードなヨガを行う場合は寝る2時間くらい前までに行いましょう。
すると一度活発になった交感神経も徐々に落ち着き、寝るころには自律神経のバランスがとれているでしょう。
また、ヨガの後にしっかりと呼吸を深めるのもポイント。
呼吸が深まると自律神経が整いやすくなると言われているため、息が切れるようなヨガをおこなった場合はクールダウンもしっかり行い、呼吸を整えてから終わるようにしましょう。
寝る前におすすめのヨガポーズ
チャイルドポーズ
「チャイルドポーズ」は力を使うことよりも脱力することが目的のヨガポーズ。
また、太ももとお腹があたることで内臓を温めることができたり、背中の筋肉がほぐれることで自律神経の伝達がスムーズになったりと、寝る前にぴったりです。
<やり方>
1.マットに正座で座る
2.上半身を前傾させて額を床につける
3.両手は前方、または後方に伸ばして脱力する
4.深い呼吸を繰り返す
<ポイント>
・背中に向かって深呼吸を繰り返すイメージで息をする
・お尻はなるべくかかとに近づけ、背中の筋肉を伸ばす
勾玉のポーズ
「勾玉のポーズ」は、仰向けの状態で体側を大きく伸ばすヨガポーズです。
背骨の歪みを緩和することで自律神経の伝達がスムーズになったり、体側を伸ばすことで呼吸が深まったりするのが夜におすすめのポイント。
ベッドで簡単にできるので、ぜひ習慣化しましょう。
<やり方>
1.仰向けになり両手を頭上に伸ばす
2.両手、上半身を右側に寄せる
3.両足も右側に寄せ、左体側にストレッチ感を感じる
4.深い呼吸を繰り返す
5.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・脇腹に向かって深呼吸を繰り返すイメージで息をする
・体はなるべく床につけたまま行う
屍のポーズ
「屍のポーズ」は、極限まで脱力することを目的としたヨガポーズです。
自分の体や心とじっくり向き合うことができるため、心身の整理にもおすすめ。
その日の自分自身をしっかり見つめることで、今やるべきことや次の一歩に気づけるかもしれません。
<やり方>
1.マットに仰向けになり、足をマット幅に開いて手の甲を床につける
2.つま先は自然に外側に向け、脇にはこぶし一つ分の空間を開ける
3.顔は好きな向きに向ける
4.息を吐くたびに全身がマットに沈み込んでいくイメージで呼吸を繰り返す
<ポイント>
・肩が上がらないように首を長く保つ
・力が残っているパーツはないか、つま先から確認すると◎
まとめ
寝る前は激しいヨガではなく、極力リラックスできるようなヨガを行いましょう。
すると睡眠の質が上がり、翌朝スッキリ目覚めることができますよ。