逆転のポーズとは?メリットや代表的なポーズをご紹介
ヨガには「逆転のポーズ」というポーズのジャンルがあります。
言葉だけを見るとなんだか物々しい印象を受けますが、実は心身にたくさんのメリットをもたらすのです!
この記事では逆転のポーズとはどんなものでどのような効果があるのかについて、代表的なポーズと合わせてご紹介します。
逆転のポーズとは?どんなメリットがある?
「逆転のポーズ」とは、文字通り“ひっくり返る”ポーズのこと。
具体的には頭の位置が腰よりも低くなったり、足が頭よりも高い位置にくるポーズを指します。
頭が上、足が下にあるいつもの体勢とはまったく逆の体勢になるためやや難易度は高いものの、次のようなメリットがあります。
血行促進
頭と足の位置が逆になることで、下半身に滞りがちな古い血液の流れが促進されます。
それと同時に末端に新しい血液が送られるため体の巡りUPに効果的。
血行が促進されることで冷え性の改善やむくみを緩和する効果も期待できます。
リフレッシュ効果
頭を下げると頭に血が巡ります。
血液には酸素や栄養が含まれているため、新鮮な血液が頭に運ばれることで脳が活性化され、高いリフレッシュ効果を得ることができます。
内臓下垂の改善
内臓が下がる原因は様々ですが、そのうちの1つが重力。
逆転のポーズ中も重力は働いているものの、頭が下にあるため結果的に内臓は上がりやすくなります。
内臓が元の位置に戻れば消化機能が活性化されるため、消化不良の改善や便秘解消効果も期待できます。
代表的な逆転のポーズ
続いては代表的な逆転のポーズをご紹介します。
やや難易度が高いものもあるため、無理のないように行いましょう。
頭立ちのポーズ
「頭立ちのポーズ」はいわゆる「三点倒立」のこと。
筋力が必要なポーズであるため、全身のシェイプアップにも効果的です。
<やり方>
1.マットに四つん這いになり、両肘を床に下ろして手を組む
2.両肘の間に頭頂を下ろす
3.お尻を持ち上げ、両足を顔に向かって歩かせる
4.お尻をさらに持ち上げるイメージで腰を伸ばし、両足をゆっくりと床から離す
5.バランスを取りながら両足を天井に向かって伸ばす
6.数呼吸キープする
7.両足をゆっくり床に下ろし、チャイルドポーズで数呼吸おく
<ポイント>
・お腹を引き上げるイメージで両足を持ち上げる
・不安な場合は壁に向かって行う
肩立ちのポーズ
「肩立ちのポーズ」は仰向けで行う逆転のポーズです。
比較的簡単なので、頭立ちのポーズが難しい方はこちらから行いましょう。
<やり方>
1.マットに仰向けになる
2.両足を持ち上げ、つま先を天井に向かって伸ばす
3.お尻をやや持ち上げながら両手を腰に添える
4.足先をさらに天井に向けて伸ばすイメージで腰を持ち上げる
5.手で支えながらつま先から肩までが一直線になるよう調整する
6.数呼吸キープする
<ポイント>
・辛い場合は無理に足を持ち上げず、持ち上がるところでキープする
・ポーズ中は顔を左右に動かさず、目線はつま先に定める
鋤のポーズ
「鋤のポーズ」も仰向けで行う逆転のポーズです。
ご紹介した「肩立ちのポーズ」と一緒に行うとスムーズなので、ぜひチャレンジしてくださいね。
<やり方>
1.マットに仰向けになる
2.両足を持ち上げ、つま先を天井に向かって伸ばす
3.お尻をやや持ち上げながら両手を腰に添える
4.足先をさらに天井に向けて伸ばすイメージで腰を持ち上げる
5.頭の先をめがけ、つま先をマットに下ろす
6.数呼吸キープする
<ポイント>
・ポーズ中は顔を左右に動かさず、目線はつま先に定める
・余裕があれば両手を組み、マットに下ろす
まとめ
んなに頑張っても重力には逆らえないもの。
だからこそ「逆転のポーズ」でできるケアを行いましょう!
逆転のポーズは普段と目線が変わるため、新たな気づきを得やすいポーズであるとも言われています。
ぜひ習慣として取り入れてくださいね。