ヨガで体を柔らかくするメリットとは?

ヨガ・ヨガポーズ

「体を柔らかくすると何がいいの?」
「ヨガって体が柔らかい人がやるものじゃないの?」
なんて思っている人は少なくないはず。

しかし、ヨガは体が固い人にこそおすすめです。

この記事ではヨガで体を柔らかくするメリットについてご紹介します。

そもそも「体を柔らかくする」とは?


「体を柔らかくする」とは、大きく分けて二つの意味があります。

一つ目は、関節の可動域を広げること。
もう一つは筋肉を柔らかくすることです。

一般的に「股関節が固い」というと「股関節の動きが悪い」と思っている方もいるかもしれませんが、そればかりとは限りません。
関節を動かすために必要な筋肉が固いために、股関節がうまく動かない可能性もあるのです。

関節の可動域を広げるのは体の構造上難しい方もいますが、筋肉を柔らかくすることは誰でも可能。

つまり、これまで「股関節が硬くて開脚できない」と思っていた人でもできるようになる可能性もあるのです。

体を柔らかくするメリット


「別に開脚なんてできなくてもいいかな」と思った方もいるかもしれませんね。
しかし、「体を柔らかくする=開脚ができる」ではありません。
筋肉は全身にあるため筋肉が柔らかくなると血流が良くなり、次のようなメリットを感じることができます。

・肩こりの解消
・腰痛の緩和
・姿勢の改善
・冷えの改善
・むくみの改善
・免疫力アップ
・肌のトーンアップ

反対に、筋肉が緊張したままだと肩こりや冷えなど様々なデメリットを引き起こすということ。
「柔軟性なんて関係ない」と思わずに、今日からヨガに取り組んでみましょう。

初心者さんにおすすめのヨガポーズ


「体を柔らかくしたい!」と思った方のために、初心者にもおすすめのヨガポーズを紹介します。
ぜひできるポーズから取り入れてみてくださいね。

キャット&カウ

「キャット&カウ」は背骨を中心に体幹を大きく動かすヨガの動作です。
上半身の筋肉、股関節まわりの筋肉をバランスよくほぐすことができます。

<やり方>
1.マットに四つ這いになり、肩の真下に手首、股関節の真下に膝をつく
2.息を吐きながら背骨を丸め、目線をへそに向ける
3.肩甲骨を開き、尾てい骨をマットに向ける
4.息を吸いながら背骨を反らし、目線を天井に向ける
5.肩甲骨を寄せ、尾てい骨を天井に向ける
6.2-5を数回繰り返す

<ポイント>
・呼吸は深く長く繰り返し、呼吸に合わせて体を動かす
・両手両足でしっかりとマットを押し続ける

三日月のポーズ

「三日月のポーズ」は体側や腰まわり、肩まわりを伸ばすことができるヨガポーズです。
上半身の筋肉を柔らかくすることができます。

<やり方>
1.マットに両足で立ち、足を腰幅に開く
2.息を吸いながら両手を天井に向かって伸ばし、手のひらを合わせる
3.息を吐きながら上半身を右に倒す
4.数呼吸繰り返す
5.2の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・ポーズ中は目線を天井に向ける
・体がくの字にならないよう、まっすぐ横に倒す

仰向けの合せきのポーズ

「仰向けの合せきのポーズ」は寝たまま行うヨガポーズ。
股関節や内腿など、下半身の筋肉をほぐすことができます。

<やり方>
1.マットに仰向けになり、両膝を立てる
2.膝を左右それぞれの方向に開く
3.両手は自然に体側に添え、手の甲を床につける
4.数呼吸繰り返す

<ポイント>
・膝の角度は90度以下が目安
・できるだけ脱力する
・余裕があれば鼠蹊部をさすってもOK

まとめ


体が固いと思っている人は、ぜひ今日から始めてみてください。
続けていくうちに少しずつ筋肉がほぐれ、手を上げやすくなったり足がむくみにくくなったりなど何かしらのメリットを感じられるようになるはず。
劇的に柔らかくするには少し時間がかかりますが、毎日の生活がより快適になりますよ!

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