秋も花粉に注意!?ヨガでできる対策とは

花粉症というと春を思い浮かべる方も多いですが、実は秋も花粉に悩まされる季節です。
ブタクサやヨモギなど、秋特有の花粉は風に乗って遠くまで飛び、鼻や目、喉に影響を及ぼします。
また、「くしゃみや鼻水が止まらない」「目がかゆくて集中できない」といった症状は、日常生活の疲労感や睡眠の質低下にもつながります。
様々な不調に悩まされる前に、ヨガで体の内側から整えましょう。
呼吸や体の巡りを意識することで、鼻や喉の通りをよくし、花粉による不快感を和らげることができますよ。
この記事では、秋の花粉対策におすすめのヨガポーズをご紹介します。
秋に飛びやすい花粉とその影響
秋に多い花粉の代表は、ブタクサやヨモギです。
これらの花粉は夏の終わりから秋にかけて飛散し、鼻や喉の粘膜に付着することでアレルギー反応を引き起こします。
次のような症状がある方は、一度花粉症の可能性を疑ってみてください。
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・目のかゆみ
・喉の違和感
これらが慢性的になると、睡眠の質の低下や疲労感、集中力の低下も招きます。
また、体が過敏に反応することで交感神経が緊張し、イライラやストレスにつながることもあるため注意が必要です。
花粉症対策に役立つおすすめのヨガポーズ
ライオンのポーズ
「ライオンのポーズ」は、顔や喉の筋肉を動かし、鼻や喉の通りをよくするポーズです。
表情筋を使うことでリフトアップ効果や小顔も期待できます。
<やり方>
1.正座または椅子に座り、背筋を伸ばす
2.両手の指を広げ、膝に置く
3.「ハー」と声を出しながら舌を突き出す
4.3と同時に目を大きく見開く
5.3〜5回繰り返す
<ポイント>
・顔や喉には力を入れすぎないように気をつける
・呼吸は深くゆったりと繰り返す
・背骨を伸ばした状態で行う
風車のポーズ
「風車のポーズ」は、体をねじりながら側面を伸ばすヨガポーズ。
肺を広げたり、鼻や喉の通りを良くしたりすることで、呼吸を深めます。
また、腰痛の緩和や姿勢改善にも効果的です。
<やり方>
1.両足で立ち、足を肩幅の2倍くらいに開く
2.股関節から二つ折りにするイメージで、上半身を前傾させる
3.床に手を添え、上半身を床と平行にする
4.右手を外側に開きながら天井に向かって伸ばし、体をツイストする
5.深い呼吸を繰り返す
6.3の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
<ポイント>
・背骨を長く保つことを意識する
・呼吸が浅くならないよう、横隔膜を意識して深く吸う
・太ももが辛い場合は膝を軽く曲げて行う
魚のポーズ
「魚のポーズ」は、胸を開いて肩や首をほぐすヨガポーズです。
鼻や喉の通りが良くなる他、呼吸が深まることで副交感神経を活性化できます。
<やり方>
1.仰向けになる
2.両手を床に向け、お尻の下に挟む
3.背中側で両肘を寄せ、肘で床を押して、胸を持ち上げる
4.3と同時に頭頂を床につける
5.顎を軽く上げ、呼吸を深く感じながら20〜30秒キープする
<ポイント>
・肩や首の力を抜き、肘はしっかりと床を押し続ける
・ポーズ中は目線を一点に定め、首を動かさないようにする
・可能であれば口は閉じた状態で行う
まとめ
秋の花粉症は、決して油断できません。
鼻や喉の不快感は、日常生活の疲労感やストレスに直結します。
ヨガで呼吸と体の巡りを整え、花粉によるさまざまな不調を和らげましょう。
今回紹介したポーズは、顔・胸・横腹・骨盤をバランスよく刺激し呼吸を深めるため、自律神経の調整にも効果的です。
無理なく続けることで、秋の花粉シーズンを快適に過ごすことができますよ。
ぜひ秋も花粉症対策として、呼吸と体のケアを兼ねたヨガを日々の習慣に取り入れてみてくださいね。