マタニティヨガの専門資格「RPYT85」とは？必要性や内容を徹底解説！

ヨガインストラクターの資格「RYT200」の取得者が増える中、次に注目されているのが「RPYT85」という資格です。

「RPYT85」はRYT200と同じ「全米ヨガアライアンス」が認定するヨガの資格で、マタニティヨガについて学びます。

この記事では「RPYT85」の取得にかかる期間や費用、学習内容や必要性について解説していきます。

「RPYT85」とは

「RPYT85（Registered Prenatal Yoga Teacher）」は、非営利団体である全米ヨガアライアンスが認定するマタニティヨガの資格のこと。

ヨガインストラクターとしてレベルアップするための資格であり、取得するためにはヨガインストラクターの資格である「RYT200」か同等の資格・経験を所持している必要があります。

・取得までの期間

「RPYT85」の取得には、85時間程度かかります。
短期集中コースであれば1週間半〜2週間、認定校への通学コースであれば1か月〜3か月ほどで取得可能です。

・費用

「RPYT85」の費用の相場は18〜30万円ほど。
通学スタイルであれば20万円前後で抑えることができますが、合宿スタイルで取得する場合は宿泊費なども含まれるため、やや費用が高くなる傾向にあります。

・必要性

「RPYT85」は、マタニティヨガのインストラクターとして活動する上で必ずしも必要な資格ではありません。
資格を持っていなくても、知識さえあればマタニティヨガを教えることができます。

しかし、「RPYT85」はマタニティへのヨガの指導方法だけでなく、妊娠や出産時の体の仕組みや変化、産後の体の変化についても学ぶことができる資格です。
マタニティへの理解が深まるため、「RPYT85」を取得することで自身に妊娠や出産経験がなくても自信を持ってレッスンを行うことができます。

費用や時間はかかりますが、取得した方が自身のためになる資格と言っても過言ではないでしょう。

「RPYT85」で学べること

「RPYT85」はマタニティヨガの資格です。
通常のヨガとは違う、マタニティならではのポーズのやり方や体の仕組みについて学ぶことができます。

・マタニティのためのポーズや指導方法

妊娠時の体の変化に合わせたヨガのポーズや、その指導方法について学びます。
マタニティヨガのインストラクターの目標は、マタニティの方の心身の不調を取り除き、安心して出産を迎えられるようにしてあげること。
そのため、妊娠中の不調を緩和するためのポーズや精神面に作用するポーズ・呼吸法などについての知識も養います。

・妊娠・出産について

ヨガとは関係なく、妊娠・出産に伴う体の変化や体調についても学びます。
妊娠や出産への理解を深めることで、自分のクラスにマタニティの方が来た時も様々な配慮ができるようになるためです。
さらに、ここで得た知識は自身の妊娠・出産に向けても役立てることができます。

・産前産後の体の変化について

女性は産前と産後で骨盤をはじめとする体の様々なパーツが変化します。
その変化を理解することで、マタニティの方や産後の方に適切なケアを行うことができるようになります。
妊娠や出産の知識と同様に、自分自身や身近な家族にも生かすことができる知識です。

資格取得のメリット

「RPYT85」を取得するためには費用や時間がかかりますが、取得することで大きなメリットを得ることができます。

マタニティヨガのインストラクターとして自信を持って活動できるのはもちろん、次のようなメリットにも注目です。

・女性の心身についての知識が深まる

「RPYT85」では、妊娠や出産に伴う心身の変化について学びます。
女性であれば自分の体の理解を深めることに繋がり、男性であれば家族やパートナーの体の理解を深めるられるでしょう。
社会的背景や環境の変化に伴い、生活習慣病や不妊症など様々な症状に悩む女性が増えています。

そんな女性に寄り添ってあげることができるのは、「RPYT85」取得の大きなメリットと言えるでしょう。

・自分自身に生かすことができる

「RPYT85」を通して得た知識は、自分自身や家族・友達の妊娠・出産に生かすことができます。
妊娠も出産も慣れないことであり、未経験であるという人も少なくありません。
しかし、知識を深めることで身近な人をサポートできるほか、自分自身も安心して妊娠・出産に臨むことができるようになります。

まとめ

「RPYT85」には、「RYT200」以上に自分自身や周りの人に生かせる知識がたくさん含まれています。
マタニティヨガのインストラクターとしての活動を広げるためにはもちろんのこと、自分自身の人生のために取得するのもおすすめです。

時間や費用はかかりますが決して損にはなりません。

資格取得を検討している方はぜひ前向きに考えてみてくださいね。