春に積極的に取り入れたい食材は?
“旬のものを食べると良い”とよく言うように、旬の食材にはその季節に見合う健康効果があります。
では一体、春はどんな食材が旬で、食べるとどのような効果があるのでしょうか?
この記事では春に積極的に取り入れたい食材や、その健康効果について解説します。
春はデトックスの季節!
進学、就職、転職と生活環境が変わる人が多い春。
新たな出会いや学びをたっぷりと吸収したくなりますが、実は春はデトックスに最適な季節です。
なぜ春がデトックスに最適かというと、その理由は冬に落ち込んだ代謝がまた高まりはじめることにあります。
寒い季節は体が冷えるため代謝が落ちますが、春になり気温が高まると、再び代謝が活発になるのです。
すると、体に溜め込んだ老廃物や毒素を外に排出しやすくなるため、春はデトックスに最適な季節であると言われています。
そもそも「デトックス」って何?
デトックスとは、体に溜まった老廃物や毒素を体外に排出すること。
もう少し噛み砕いて解説すると、体内に入った有害物質や体内で作られた老廃物を、便や尿、汗として排出することを指します。
体から老廃物や毒素が抜けると、次のようなメリットがあります。
・冷えやむくみが解消される
・腸内環境が良くなる
・美肌になる
冷えやむくみが解消されればより代謝が高まりやすくなるため、ダイエット効果も期待できます。
また、腸内環境が良くなると「セロトニン」というホルモンが分泌され、幸福感が高まるというメリットも。
さらに、腸内環境が整うと免疫力が高まったり自律神経が整ったりするため、心身ともに不調を感じにくくなります。
この通り、デトックスをすると心にも体にも嬉しいメリットがたくさんあるのです。
春のデトックス食材
ふきのとう
ふきのとうといえば、独特な苦味が特徴的な春野菜。
その苦味成分である「アルカノイド」は腎臓の働きを助けるため、高いデトックス効果を期待できます。
味噌とあえてふきのとう味噌にしたり、天ぷらにしたりして食べると良いでしょう。
新玉ねぎ
3月から4月に出回る新玉ねぎも、春に積極的に入れたいデトックス食材です。
というのも新玉ねぎは食物繊維が豊富なため、腸内に溜まった便のかさを増やしてスムーズな排出を促します。
炒め物にしたりスープに入れたりと、アレンジしやすい点も魅力的です。
春キャベツ
3月から5月に出回る春キャベツも、おすすめの春食材の一つ。
新玉ねぎと同じように食物繊維が豊富であるのに加え、塩分の排出を促す「カリウム」が豊富に含まれています。
こちらもアレンジしやすい食材なので、サラダにしたりパスタに入れたりと好きな方法で取り入れましょう。
菜の花
菜の花といえば春に咲く黄色い花が印象的ですが、食材としても春がベストです。
「硫黄化合イソチオシアネート」という苦味成分が含まれており、取り入れると肝臓の働きを促します。
おひたしや胡麻和えなど、常備菜として置いておくと手軽に食べることができるのでおすすめです。
タケノコ
タケノコも食物繊維やカリウムが豊富に含まれている春食材です。
積極的に取り入れることで余分な塩分を排出&便通がよくなるため、デトックスが進みます。
シンプルに炒めたり茹でたりするのはもちろん、タケノコご飯など手の込んだ料理を作って楽しむのも良いでしょう。
まとめ
「なんか調子が悪いな」という日が続くのは、体に不要なものが溜まっている証拠。
冬に溜め込んだ老廃物や毒素は、これを機に春の食材でデトックスしましょう!
また、水分をたっぷりとることや、有酸素運動・ヨガなど軽めの運動もデトックスに最適です。
春食材とともに、できる範囲で取り入れてみてくださいね。