ヨガで整える「夏の自律神経」完全ガイド

ヨガ・ヨガポーズ

今年の夏、次のような不調はありませんか?

・頭痛
・倦怠感
・眠れない
・食欲の波
・原因不明のイライラ
・やる気が出ない

実はこれらはすべて、夏の自律神経の乱れが引き起こすサインです。

梅雨の気圧変化から始まり、冷房と外気温の寒暖差、紫外線のストレス、夏バテ、睡眠の質の低下……。
夏は一年でもっとも自律神経に負担がかかる季節です。
そしてその疲れは、知らず知らずのうちに蓄積していきます。

この記事では、夏を通じて乱れた自律神経を総合的にリセットするヨガをご紹介するので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

自律神経を整えるヨガポーズ

腹式呼吸+片鼻呼吸法

左右の鼻を交互に使い、自律神経のバランスを直接整えるヨガの呼吸技法。
右の鼻から吸うと交感神経、左の鼻から吸うと副交感神経が優位になるとされており、交互に繰り返すことで神経系が均等に整えられます。
場所を選ばないので、思いついた時にこまめに取り入れましょう。

<やり方>
1.あぐらか椅子に座り、背筋を伸ばす
2.右手の親指で右の鼻を押さえ、左の鼻から4カウントかけて吸う
3.両鼻を押さえて2カウント止める
4.右の鼻を開放し、8カウントかけてゆっくり吐く
5.そのまま右から吸い、左から吐く。
6.2-5を1セットとし、8〜10回繰り返す

<ポイント>
・吐く息は吸う息の2倍の長さを意識する
・息を止める時間は無理のない範囲で行う
・目を閉じ、呼吸の流れだけに意識を向ける

スフィンクスのポーズ

うつ伏せから肘をついて上体を起こし、背骨の後屈を穏やかに促すヨガポーズ。
コブラのポーズより負荷が低く、自律神経が疲弊した夏の終わりにちょうどいい強度の後屈です。
胸が開くことで迷走神経(副交感神経の主幹)が刺激され、全身のリラクゼーション反応が引き起こされます。

<やり方>
1.うつ伏せになる
2.両肘を肩の下につき、上半身を起こす
3.吸う息で前腕で床を押し、胸をゆっくり持ち上げる
4.肩をリラックスさせ、視線は正面か斜め上へ向ける
5.5〜8呼吸キープし、吐きながらゆっくり床に戻る

<ポイント>
・首の後ろが詰まらないよう、頭頂を天井方向へ伸ばす意識を持つ
・お尻と背中の力を抜き、胸が自然に開くのを待つ
・呼吸のたびに、胸の中心から温かさが広がるのを感じる

坐位の合蹠のポーズ

足裏を合わせて股関節を穏やかに開き、心身に落ち着きをもたらすヨガポーズ。
股関節周辺には自律神経と関係の深いリンパ節・神経節が集まっており、ここをゆっくりと開くことで緊張状態にある神経系が穏やかに鎮静されます。
背筋を伸ばした状態で深呼吸と合わせると、自律神経の調整効果がさらに高まるでしょう。

<やり方>
1.床に座り、両足の裏を合わせて膝を外側に開く
2.両手で足先を持ち、背筋をまっすぐ伸ばす
3.吸う息で背骨を上へ引き伸ばし、吐きながら股関節が自然に開くのを待つ
4.そのまま8〜10呼吸キープする

<ポイント>
・股関節が硬い場合は、お尻の下にブランケットを敷いて骨盤を立てる
・膝を床に押しつけようと力まず、重力に任せてじんわり開く
・呼吸とともに、体の中心から静けさが広がるのを感じる

横向きリラックスのポーズ

横向きに寝て膝を軽く曲げ、全身を完全に解放する最終調整のポーズ。
シャヴァーサナとは異なり、横向きに寝ることで横隔膜が動きやすくなって腹式呼吸が自然と深まります。
自律神経の総仕上げとして、夏を通じて積み重なった体と心の緊張をこのポーズで静かに手放しましょう。

<やり方>
1.右側を下にして横向きに寝る
2.右手を頭の下に置き、左腕は体の前の床へ
3.両膝を軽く曲げ、全身の力をゆっくり抜く
4.目を閉じ、自然な呼吸のまま3〜5分間キープする

<ポイント>
・頭の下に折りたたんだブランケットを置くと、首の負担が減る
・呼吸のたびにお腹が自然に膨らむ「腹式呼吸」になっているか確認する
・思考が浮かんできたら、呼吸の感覚にそっと意識を戻す

まとめ

夏の自律神経の乱れは、一度では解消されません。
しかし毎日少しずつ呼吸とヨガで整える習慣を持つことで、体は確実に回復していきます。
朝の5分でも、寝る前の10分でも取OKです。
夏の締めくくりに乱れた自律神経をリセットして、秋を整った体と心で迎えましょう。

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